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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年7月23日

 西田昌司が落選しなかった。

 裏金とひめゆりの塔の戦争犠牲者を侮辱する発言で非難轟轟だったのに。それで窮地の西田昌司は選挙で「助けてください」と泣き落としに出た。あの丸川珠代を彷彿とさせるが、丸川は裏金が祟って落選したのに、裏金の他に舌下事件それもかなり悪質なことをしでかした西田が辛くも当選した。これは「助けて」の呼びかけに応じた者かいたからだ。



 西田昌司を助けたのは立憲民主党だった。

 開票で期日前投票の結果が加わると、西田の得票は急増したから、組織票が相当に入っていたと指摘されている。それでも西田の得票は前回の半分以下に激減していた。西田の当選に驚いた人たちが、その選挙区である京都府民は何を考えているのかと言っていたが、やはり裏金や非常識発言のため投票しなかった有権者はそれ相当にいたということだ。

 ところが、批判票を参政党が取った。これは他でもあることだが、そのうえ京都では国民民主党と立憲民主党も候補者を立てて批判票を分断した。これにより共産党の現職が得票を奪われた。立憲民主党は他と違って自民党に擦り寄らない方針だったし、候補者を降ろしてもらう協力を共産党から受けている選挙区もあったのだから、京都は候補者を立てず共産党の現職を支援すべきだった。そうすれば西田を駆除することは簡単だった。


 立憲民主党は京都で自民党と相乗りしてきた。

 だから、立憲民主党が自己のことばかり考えて候補者を乱立したという批判の一方で、もともと自民党と一緒にやっているのだから、共産党の現職を支援して自党の候補者を降ろすことはしないのが当然だとも言われていた。

 つまり、裏金など党派にかかわらず誹りを受けるべきことより、自民党と馴れ合ったり反共で提携することを、立憲民主党は選択したという指摘である。これは当たっているだろう。特に京都では、立憲民主党と国民民主党の旧民主党が共産党を敵視して、そのためならなんでもやってきた。この象徴的な人物が前原誠司であることはいうまでもない。


 しょせん立憲民主党は保守で右派だ。

 だからといって、共産党が候補者を降ろして協力しても感謝せず、うまくいけば自分の手柄、思い通りでないと共産党のせいだと責任転嫁、という子供っぽさまる出しの態度が正当化されはしない。だから野党支持者から顰蹙を買っていた。

 なにより今回の西田問題は、党派と関係なく、許してはならないことだった。それに対する認識が立憲民主党に無いということである。

 もともと立憲民主党なんて結局は国民民主党や維新と同じで、自民党の補完勢力だと言う人もいるが、そういう部分もありはするだろうが、政治が何をすべきか理解していない只のバカが幅を利かせている部分が組織の中にあるのではないか。


 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月21日
  • 読了時間: 4分

 阿部知子衆議院議員(立憲)が指摘した。

 参政党が支持を広げたことに慌てた既成政党は、その体質が排外主義であると批判しているけれど、そもそも参政党は薬害問題で注目を集め、さらに外国人の排斥などへと主張を展開したのだ。

 この事実から同議員は、小児科開業医として関心を持って発言してきた薬害について言及した。大企業である製薬会社からの政治献金を受け取っていたり頂戴する期待をしていたりの既成政党は薬害に対し沈黙していた。この間隙を突いて参政党は、実はカルト宗教から支持されていたけれど隠して、大企業の後ろ盾が無いことをアピールして支持を呼びかけたのだ。



 もとから既成政党が薬害に真面目な取り組みをしていたら違った。

 あそこまで参政党が伸長することはなかったはずだ。医療と行政に難があって市民が不安がっているところに付け込むように支持を呼びかけて相当の効果があった。それを見す見す許した既成政党の怠慢がある。

 それなのに、注目されて支持を集められてしまった後になってから参政党は排外主義だと批判して手遅れになった。これだから既成政党は反省が必要だと、同議員は指摘している。まったく当たり前の指摘だ。


 ただし阿部知子議員が同じ党の原口一博議員を引き合いに出したのは不適切だった。

 なぜなら原口議員は参政党と同じ手口で注目を集めているだけだから。彼は周知の通り極右の歴史修正主義者である。特にドイツと日本は、薬害などの医療犯罪と戦争犯罪は密接な関係がある。それを右派が本気で糾弾することはあり得ない。

 だから、前に川田龍平議員が薬害の被害者としての立場から活動していることについて、にもかかわらず政治的な立ち位置が左右にぶれている事実を指摘のうえ批判した。なのに、医療問題に詳しい知り合いのジャーナリストは彼を支持するあまり「右や左の問題ではない」と感情的になった。これは先日ここで取り上げた話題であった。


 特に酷いのは米山隆一議員であった。

 被害について権威ある論文が無いとか、有益さのほうが被害を上回っているとか、そんなことを言って、阿部知子議員を批判した。文献が無いのではなく彼が知らないだけだとか読んだところで彼の知識では理解できないとかの指摘は色々と出ているし、もともと彼は出まかせで他人を批判する発言が多いので、これもその一つだとも言われていた。

 なにより米山隆一議員は論点をすりかえて阿部知子議員を非難したから最低だ。あるいは、そう言って被害者を切り捨てれば自分らの責任が無くなるということだ。とんでもない言い逃れ。無責任。政治家失格。

 しかも、全体から見て多少の犠牲は仕方ないという冷酷かつ残忍な趣旨である。こういう医師と弁護士がよく見受けられるから、同議員もそのカテゴリーに入る医師・弁護士ということだ。それが駄目なのだと何十年も前から言われてきて、だから市民の目線が必要なのに、彼はいい加減に権威主義を持ち出す。そんな議員は要らない。税金の無駄だ。


 阿部知子議員に「参政党に行け」と罵声が浴びせられていた。

 そもそも参政党が不安に付け込み煽って注目されてしまう前に、他の党が真面目に取り組むべきだったと言っているのに、そんな非難は不当極まる。

 こういう人達は、参政党のファッショ体質を批判しているようでいて自分がアンチ参政党ファシズムになっている。まさに「木乃伊取りが木乃伊になる」だ。

 他にも、医学博士号を持っているという女性が、阿部知子議員に対して「東大出の医師ともあろうものが」と滑稽な非難をしたうえ「まあ、お歳なのでしょう」とハラスメント。もっとも、学位をひけらかす人なんて、だいたいそんな非常識な人である。

 特に愚かなのは、自称リベラルとか野党支持者たちである。阿部知子議員の指摘に対して、参政党の差別主義を批判することを否定していると言って攻撃していた。どうやれば、そんな解釈ができるのか、頭の構造を疑うしかない。

 こういう人達こそ実は参政党を生かしているのだ。 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月19日
  • 読了時間: 2分

 米が無くなると神道が無くなる。

 参政党の神谷代表が選挙演説で言った。宗教のために米があるのではなく、主食である。米がなくても他のものを主食にすればいい状態ならともかく、今はまだ米が必要だ。それなのに、政治家が政策ではない観念的な話をしているのだから、呑気なものである。

 では、米と神道が関係あるのか。



 米づくりしないと稲荷神社は無用になる。

 あれは自然の恵みに感謝し、収穫された米を病害虫から守るための祈願である。だから稲作が無くなれば稲荷神社も無くなる。

 米を作る田んぼがあれば、その地域に稲荷神社があるものだ。それで、周囲では犬を飼うことができない。稲荷を守る狐が犬を嫌うからだ。

 これが北海道にもある。ところが、北海道では先住民族のアイヌが狩猟民族だったのに、侵略されて土地は天皇のものとされ、主食の鮭を取れば密漁として逮捕された。そして稲作を強制された。 


 参政党は小麦を押しつけたアメリカを批判している。

 アメリカ大陸ではヨーロッパ人の侵略により、先住民族は慣れ親しんでいない小麦を強制されて体調を悪くした、という歴史がある。

 これと同じことを、日本人は米で他の民族にやっていた。こういうことを参政党の人達は意識の中から必死で追い払う発言をしている。


 日本人の食生活は米によって貧しくなった。

 米が外から入ってきてから、労働はきつくなり、貧富の差ができて、食生活から多様性が失われ、経済力を測る尺度となった米ばかり作られさて飢饉が起きるようになった。米に依存するのはもう嫌だと日本人は昔から思ってきた。それで米の消費は減り、生産者も居なくなってきた。

 だから参政党に限らず、まだ米が必要だと言うための拠り所に宗教をもってくる。


 天皇が田植えをして見せる。

 これは日本に稲作を持ち込んで得た権威を見せると当時に豊作を祈願するためだ。それなのに大臣を承認し任命する仕事をするようになった。これは中国から律令制度を輸入したさい真似したからだ。 こういうことを、中国の真似を排除せよと主張する自称保守派は言わない。なにも考えておらず適当に言っているだけなのだ。

 それが国政に割り込んできた。政治のひどい荒廃である。


 

 

 
 
 
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