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れいわ新選組から参政党へ

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月31日
  • 読了時間: 3分

 れいわ新選組に投票した人が投票先を参政党に変えた人が40万人。

 それくらいの票が流れたことを、当のれいわ新選組の関係者が言っていたらしい。これはれいわ新選組にしてみると衝撃的な事実だろう。

 しかし、れいわ新選組が登場して話題になった時、れいわ新選組が政局を変えると騒いだ雑誌もあったほどで、それが今では参政党になっただけのことだ。どちらも、新しもの好きの日本人の性質に後押しされることよって進出してきたのだから。


 かつてロシアのメディアが論評していた。

 小泉純一郎首相が登場した時、八十パーセント近い高支持率だったけれど、これは小泉首相が過去に自民党から出た歴代の首相としては変わり種だったので、これを新鮮だと受け取った日本人が多かったからだろう、という指摘をした。

 そして日本人も自覚しているとおり、日本人は「熱しやすく冷めやすい」から、日本のマスメディアが「小泉フィーバー」と名付けた熱気も長続きしないと見ていた。またロシアのメディアは他のことも引き合いに出し、オヤツの「ナタデコ」「ティラミス」や、おもちゃの「タマゴッチ」など、一時的に大流行して暫くしたら下火になったのと同じ、ということだと指摘していた。



 演劇では「新国劇」というのがあった。

 外来の演劇に対して日本の伝統的な演劇を国産の劇「国劇」と呼んでいたが、これを革新的な内容にした「新国劇」は一世を風靡したものの、新しさを売りにしていると飽きられて衰退するもので、ついに新国劇は終了となり、その代表的な演目の『国定忠治』が最後の舞台公演となり、その象徴的なセリフ「赤城の山も今宵限り」では演者と観客の双方が涙を流していた。

 これに対して、ひたすら古いものを保っているので目立たなくなっている能や歌舞伎は残っている。

 これと同じことを政治で言えば、主に共産党に対抗して新しい左翼運動ということで「新左翼」が出来たが、この運動は敗北して諸団体ほとんど滅亡か壊滅的だけれど、共産党は目立たなくなっていても存続している。

 

 だから参政党は目新しいから注目された部分が大きい。

 そして、同じ調子で勢力を拡大していくの難しいはずだ。実際に、急伸はしたものの早くも破綻した状態であり、この先も生き延びるためには自民党の極右勢力に擦り寄るしかない。すると、自民党を批判して参政党を支持していた人たちは裏切られたと感じるだろうが、そうでもしないと生き残れないので、必ずそうするはずだ。

 また、飽きられてきたれいわ新選組は、共産党が正気に返って立憲民主党などを見限るとか、社民党に新しい人材が入って活性化するとか、そういうことがあったら衰退の道を辿ることになるはずだ。

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