top of page

​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月28日
  • 読了時間: 2分

 知覚過敏の対策になる歯磨き粉がある。

 そのうちもっとも有名なもので歯周病の対策にもなるという種類は、鮮やかなピンク色をしていて、それは合成着色料を使っているからだ。

 そもそも効能に色付けなど無関係であるし、飲食物ではないけれど口腔内に使用するものである。粘膜は皮膚より吸収しやすいのだから、そんな色付けなんてやめて欲しいものだ。 

 他にもラウレル硫酸ナトリウムなど避けたいという人がいて、そんな人たち向けの歯磨き粉も売られている。


 効能にも歯科医が疑義を呈している。

 どんな歯磨き粉も、着色料や香料などで清潔になったと錯覚させるから、そのため磨き残しに気づかないでいて、却って不潔になっている。歯ブラシと歯間ブラシで丁寧に汚れを落としたほうが歯の健康によいというのが、昔から大方の歯科医の見解である。

 実際に、どれもあまり効いた感じがせず、どんな歯科医も「気休めだ」とか「良いと思うなら使えば」とか言う。

 宣伝されているほど効果があれば最高であるが、そんなこと無いから宣伝するのだ。



 それを、宣伝が最良の情報だと言っていたのが久米宏である。

 そして、その効能の怪しい歯磨き粉にしても、例えば北朝鮮から亡命した芸能人が歯磨き粉の宣伝に出演して「北では我慢するしかなかったけれど、南にはこれかあります」と言う、笑ってしまうCМを久米宏の番組が流して、資本主義は素晴らしいと言っていた。資本主義じゃないから効果の怪しげな商品を派手な宣伝して売ってないだけなのに。

 そうしながら、自民党が腐敗堕落しているからと野党に投票しては駄目で、自民の亜流党を作って政権交代なら、まあいいだろうという宣伝を番組ぐるみでやっていた。

 

 この怪しい商品を買う人たちと、それを売る企業がスポンサーになっている似非報道番組を真に受ける人たち、という政治経済の図式があるのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月20日
  • 読了時間: 2分

 ゼレンスキーさんが焦っているようだ。

 イスラエルに注目が集まってしまったからだ。イスラエルに連帯したいと言っても、ウクライナがナチスと一緒にユダヤ人を迫害した歴史から嫌われているので、無理ではないか。


 この件で重信房子氏に意見を求める日本人がいる。

 もちろん他の日本人より詳しいからだか、その報道で「重信房子元受刑者」などと酷い呼称があったので、マスコミに対して非難が起きている。

 なぜ、重信房子さん或は重信房子氏と書かないのか。刑期を終えた人間に「前科者」という烙印を押し続け、その娘(通訳の重信メイさん)のことも「前科者の娘」と貶めるなんて最低だ。


 一昔前のマスコミは、もう少しマシだった。

 例えば、かつて死刑執行の報道のさい、それにより罪を償ったから「故永山則夫氏」と呼称していた。

 これが今の報道関係者には解らない。



 ところで、重信房子氏が帰国したのは言いたいことがあったからだった。

 かつて過激派が事件を起こした時、彼女が関与していたとされた。それが誤りであると訴えていた。しかし刑務所に入れられてしまった。これは偏見と予断によるものだと批判する人たちもいる。


 これは、ある新左翼運動に関わっていた女性から聞いたこと。

 その娘が一緒に運動していた男性から性的虐待を受け続け、これを後で知って驚いたが、その後、娘は成人してからも精神安定剤を常用しないといけないほど被害が深刻だったそうだ。

 そして、こうなったのも自らの人間関係が悪かったからで、不徳の致すところ。ところが重信房子さんの娘は立派になっていて、これは周囲の人間関係もよかった証拠だから、きっと、色々と悪く言われていることは間違いだと思うそうだ。

 そうかもしれない。


 とにかく、マスコミは酷すぎる。


 
 
 

 話題のジャニーズ事務所についてのこと。

 その性暴力は、昔から一部では知られていたどころか常識と言っても良かったが、一般的には知られておらず、週刊誌ネタの噂くらいに思っていた人が多かった。

 これはやむを得ない。なぜか。


 その記事は名誉毀損として訴えられて裁判沙汰になった。

 その結果、ジャニーズ事務所内には性的加害行為が存在すると判決で認められた、とは言っても、この判決は元々「きちがい判事」と評判の裁判官によるズサンな認定であったから、あの狂った判決ばかりの異常な裁判官がまたやらかした「トンデモ判決」であるという認識が、法曹に関心のある人たちの間では普通だった。



 それなのに東京新聞は、ジャニーズ事務所をネタに偽善的な声明を発した。

 そんなトンデモ判決を引き合いに出し、ジャニーズ事務所を追及しなかったことの反省を表明したのだ。ジャニーズ事務所の元スター北公次が告発した時に、独自の取材と追及をしているべきだったというなら、現に北公次がマスコミの姿勢を問題にしていたのだから、反省するのが当然のことだろう。

 しかし、その時から無視して続けておいて、凶悪な裁判官として知られる老人の相変わらずズサンな認定は拠り所にならないという当然の対応を他のマスコミがしていたのに、後から大きな問題に発展してバッシングが始まったからと、判決を検証もせず無批判に持ち出して勝手に反省して見せた東京新聞ということである。


 そんな薄っぺらさ丸だしの時流に便乗しただけ東京新聞。

 その空々しいポーズを「これぞジャーナリズムの鏡」と称賛して「他のマスコミは見習え」と言う無知な人たちがいる。これは、どうやら本当に騙されているようである。

 おそらく司法の問題に全く関心がなかったのだろう。だから東京新聞のズサンな格好つけであることに気づかないということだ。

 
 
 
  • twitter

©2020 by 井上靜。Wix.com で作成されました。

bottom of page