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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月20日
  • 読了時間: 2分

 ゼレンスキーさんが焦っているようだ。

 イスラエルに注目が集まってしまったからだ。イスラエルに連帯したいと言っても、ウクライナがナチスと一緒にユダヤ人を迫害した歴史から嫌われているので、無理ではないか。


 この件で重信房子氏に意見を求める日本人がいる。

 もちろん他の日本人より詳しいからだか、その報道で「重信房子元受刑者」などと酷い呼称があったので、マスコミに対して非難が起きている。

 なぜ、重信房子さん或は重信房子氏と書かないのか。刑期を終えた人間に「前科者」という烙印を押し続け、その娘(通訳の重信メイさん)のことも「前科者の娘」と貶めるなんて最低だ。


 一昔前のマスコミは、もう少しマシだった。

 例えば、かつて死刑執行の報道のさい、それにより罪を償ったから「故永山則夫氏」と呼称していた。

 これが今の報道関係者には解らない。



 ところで、重信房子氏が帰国したのは言いたいことがあったからだった。

 かつて過激派が事件を起こした時、彼女が関与していたとされた。それが誤りであると訴えていた。しかし刑務所に入れられてしまった。これは偏見と予断によるものだと批判する人たちもいる。


 これは、ある新左翼運動に関わっていた女性から聞いたこと。

 その娘が一緒に運動していた男性から性的虐待を受け続け、これを後で知って驚いたが、その後、娘は成人してからも精神安定剤を常用しないといけないほど被害が深刻だったそうだ。

 そして、こうなったのも自らの人間関係が悪かったからで、不徳の致すところ。ところが重信房子さんの娘は立派になっていて、これは周囲の人間関係もよかった証拠だから、きっと、色々と悪く言われていることは間違いだと思うそうだ。

 そうかもしれない。


 とにかく、マスコミは酷すぎる。


 
 
 

 話題のジャニーズ事務所についてのこと。

 その性暴力は、昔から一部では知られていたどころか常識と言っても良かったが、一般的には知られておらず、週刊誌ネタの噂くらいに思っていた人が多かった。

 これはやむを得ない。なぜか。


 その記事は名誉毀損として訴えられて裁判沙汰になった。

 その結果、ジャニーズ事務所内には性的加害行為が存在すると判決で認められた、とは言っても、この判決は元々「きちがい判事」と評判の裁判官によるズサンな認定であったから、あの狂った判決ばかりの異常な裁判官がまたやらかした「トンデモ判決」であるという認識が、法曹に関心のある人たちの間では普通だった。



 それなのに東京新聞は、ジャニーズ事務所をネタに偽善的な声明を発した。

 そんなトンデモ判決を引き合いに出し、ジャニーズ事務所を追及しなかったことの反省を表明したのだ。ジャニーズ事務所の元スター北公次が告発した時に、独自の取材と追及をしているべきだったというなら、現に北公次がマスコミの姿勢を問題にしていたのだから、反省するのが当然のことだろう。

 しかし、その時から無視して続けておいて、凶悪な裁判官として知られる老人の相変わらずズサンな認定は拠り所にならないという当然の対応を他のマスコミがしていたのに、後から大きな問題に発展してバッシングが始まったからと、判決を検証もせず無批判に持ち出して勝手に反省して見せた東京新聞ということである。


 そんな薄っぺらさ丸だしの時流に便乗しただけ東京新聞。

 その空々しいポーズを「これぞジャーナリズムの鏡」と称賛して「他のマスコミは見習え」と言う無知な人たちがいる。これは、どうやら本当に騙されているようである。

 おそらく司法の問題に全く関心がなかったのだろう。だから東京新聞のズサンな格好つけであることに気づかないということだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月5日
  • 読了時間: 2分

 先日、水俣病訴訟で特措法対象外の原告全員について賠償命じる判決があった。

 これは予想外の成果であり画期的だが、控訴審で覆れる恐れもある。


 昔、判決を受け容れて救済をと陳情する水俣病患者らに対して「いいえ、控訴します」と冷酷に言い放ったのが細川護熙熊本県知事であった。

 そして彼は国会議員になり、自民党を出て新党を作ったらテレ朝が持ち上げ首相になる。それも中途で投げ出しておいて脱原発と言って都知事選挙に出た。



 そんなのを応援した人たちがいた。

 そんな「反原発」の発言では定評のある人について「あの程度の脱原発で細川護熙なんかを支持するなんて」と批判したら、運動や出版で差し障りがあるから不可だと原稿から削除を強いられたこともある。

 まあ、ジャニーズ事務所のタブーほどではないけど。


 昔、ある出版関係者の催しで名刺交換した人が、今、ジャーナリストと名乗りウクライナの件でサイトで語ったり本を出したりしている。

 けれど、元々ただのミリオタで世界情勢に関心がある人ではなかった。やはり欧米に追従する日本メディアの受け売りをしてトーンばかり高い内容だ。

 なんとも変な商売だが、そんな人なら処しやすい世の中になったのだろう。


 最近、権力に批判や告発は弾圧が激しいので、新聞どころか雑誌すら権力に物申す記事は載せてもらえなくなってきた。これが話題になること確実でも。

 逆に権力に媚びたり差別的だったりするなら大丈夫で、だから金欲しさで迎合する者がいる。そんなクズが真面目な物を嘲笑する。一時的に優位に立ったと錯覚して。

 そんな商売より他の仕事してればいいのに。しかし他のことはできないのかもしれない。ジャニーズのタレントみたいに。だから汚いことをしているのだろう。


 そんな人と違って、こちには「スキル」がある。

 だから他で稼ぐことができるので、迎合したり信念を曲げたりして変な記事を書く必要はない。なにより、こちらは命がけであっても、それゆえ楽しんでいるのだから。それなのに権勢に媚びては、生きがいも感じられない。そういうことだ。

 
 
 
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