top of page
  • 執筆者の写真井上靜

重信房子氏とマスコミ

 ゼレンスキーさんが焦っているようだ。

 イスラエルに注目が集まってしまったからだ。イスラエルに連帯したいと言っても、ウクライナがナチスと一緒にユダヤ人を迫害した歴史から嫌われているので、無理ではないか。


 この件で重信房子氏に意見を求める日本人がいる。

 もちろん他の日本人より詳しいからだか、その報道で「重信房子元受刑者」などと酷い呼称があったので、マスコミに対して非難が起きている。

 なぜ、重信房子さん或は重信房子氏と書かないのか。刑期を終えた人間に「前科者」という烙印を押し続け、その娘(通訳の重信メイさん)のことも「前科者の娘」と貶めるなんて最低だ。


 一昔前のマスコミは、もう少しマシだった。

 例えば、かつて死刑執行の報道のさい、それにより罪を償ったから「故永山則夫氏」と呼称していた。

 これが今の報道関係者には解らない。



 ところで、重信房子氏が帰国したのは言いたいことがあったからだった。

 かつて過激派が事件を起こした時、彼女が関与していたとされた。それが誤りであると訴えていた。しかし刑務所に入れられてしまった。これは偏見と予断によるものだと批判する人たちもいる。


 これは、ある新左翼運動に関わっていた女性から聞いたこと。

 その娘が一緒に運動していた男性から性的虐待を受け続け、これを後で知って驚いたが、その後、娘は成人してからも精神安定剤を常用しないといけないほど被害が深刻だったそうだ。

 そして、こうなったのも自らの人間関係が悪かったからで、不徳の致すところ。ところが重信房子さんの娘は立派になっていて、これは周囲の人間関係もよかった証拠だから、きっと、色々と悪く言われていることは間違いだと思うそうだ。

 そうかもしれない。


 とにかく、マスコミは酷すぎる。


閲覧数:42回0件のコメント

関連記事

すべて表示
bottom of page