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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年12月12日
  • 読了時間: 2分

 南野陽子が夫の不祥事で離婚したと言う。

 もう一人、夫の不祥事で転落したのが三浦瑠麗であるが、こちらは夫が逮捕された原因の事業と妻は別と言ってはいるものの、あれで無関係と言うのは無理だと指摘されている。

 ここでマスメディアの人選誤りも指摘されている。


 保守派の女性論客として三浦瑠麗は売り出されていた。

 しかし、保守派にしては「大喪の礼」を「たいもの礼」と読み間違えたり、海外の有名メディアと統一協会系メディアと取り違えたり、などチョンボ発言がひどすぎた。

 もともと、東大卒といっても最も人気が無い農学部で、俄に大学院から付け焼き刃で政治学を専攻としたという経歴だった。


 80年代末くらいの当時だった。

 女性社会学で小倉千賀子と双璧のようにマスコミに出ていた上野千鶴子が雑誌上で指摘していた。女性の保守派論客が人材難である、と。

 このとき期待されていたのが山口令子だったが、いくら売り出してもヒステリックな暴言が止まないので駄目だった。こんな人しかいないと上野千鶴子が述べていたし、そのあとある会合で鳥越俊太郎から「ヒステリックな文で知られる山口令子さん」と紹介されて、開き直ればいいのに怒ってしまった、なんてこともあった。

 だから曾野綾子のような高齢者が未だに引退してないのだとも、上野千鶴子は指摘していた。


 あとは櫻井よしこ。

 ここで前に述べたことがあるけれど、櫻井よしこ・曾野綾子と違い三浦瑠麗は見てくれに気を使うさい勘違いしすぎである。保守論壇のアイドルとして売り出してもらうために必要なのは、櫻井よしこ・曾野綾子のようにゾッとする不気味で異様な形相で威圧することである。 

 なにより保守派論客として必要なことは怖さなのだ。ちょうどイタリアンホラームービーのダリオ-アルジェント監督作で、襲われるのではなく殺す側の女性のような目つきである。

 もともと内容なんか無いのだから、雰囲気で決まる。対抗措置は鏡を向けることである。



 それが三浦瑠麗は駄目だった。

 ついにメドゥーサになれなかったというわけだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月24日
  • 読了時間: 2分

 「振り向けばテレビ東京」

 かつては、全国放送局で視聴率が最低になると、それより下は地方放送局しかなく、地方放送局としては首都のものであるテレビ東京と順位が隣り合わせ、という意味で言われていた。

 ところが、フジテレビが「振り向けばテレビ東京」どころか平均視聴率がテレビ東京より下になってしまったと騒がれている。

 



 前に知り合いのフジテレビ社員が言っていた。

 この人とは、ちょっとコメントの収録をするからと言われて、そのさい名刺を貰ったり話したりしただけで、仕事の関係者でも個人的な友達でもない。

あのとき、直接に電話をかけて話してよいかという話をするさい、常識的な礼儀として本を出している出版社を介して紹介という形を、きちんと取ってきたのだった。

 そのさい出版社の人は、うちよりフジテレビは遥かに会社として大きいから、人員も豊富だし給料だって高いだろうと話していたが、そのフジテレビの社員は、自分の勤務先について、うちも最近は業績が良くないと言っていたのだ。

 

 しかし遂に業績が良くないでは済まなくなったわけだ。

 もともと低迷していたフジテレビだったが、80年代に路線変更してから民放の視聴率で頂点に立ち、その一方で抜かれたTBSどころか「振り向けばテレビ東京」となっていたけれど、その後はTBSが失速したのと同じ仕組みでフジテレビも失速しはじめたと指摘されていた。

 そのうえ今回は番組の編成が大失敗となり、平均視聴率がテレビ東京以下という、さすがに誰も予想できなかった深刻な結果を招いた、ということのようだ。

 

 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月28日
  • 読了時間: 2分

 知覚過敏の対策になる歯磨き粉がある。

 そのうちもっとも有名なもので歯周病の対策にもなるという種類は、鮮やかなピンク色をしていて、それは合成着色料を使っているからだ。

 そもそも効能に色付けなど無関係であるし、飲食物ではないけれど口腔内に使用するものである。粘膜は皮膚より吸収しやすいのだから、そんな色付けなんてやめて欲しいものだ。 

 他にもラウレル硫酸ナトリウムなど避けたいという人がいて、そんな人たち向けの歯磨き粉も売られている。


 効能にも歯科医が疑義を呈している。

 どんな歯磨き粉も、着色料や香料などで清潔になったと錯覚させるから、そのため磨き残しに気づかないでいて、却って不潔になっている。歯ブラシと歯間ブラシで丁寧に汚れを落としたほうが歯の健康によいというのが、昔から大方の歯科医の見解である。

 実際に、どれもあまり効いた感じがせず、どんな歯科医も「気休めだ」とか「良いと思うなら使えば」とか言う。

 宣伝されているほど効果があれば最高であるが、そんなこと無いから宣伝するのだ。



 それを、宣伝が最良の情報だと言っていたのが久米宏である。

 そして、その効能の怪しい歯磨き粉にしても、例えば北朝鮮から亡命した芸能人が歯磨き粉の宣伝に出演して「北では我慢するしかなかったけれど、南にはこれかあります」と言う、笑ってしまうCМを久米宏の番組が流して、資本主義は素晴らしいと言っていた。資本主義じゃないから効果の怪しげな商品を派手な宣伝して売ってないだけなのに。

 そうしながら、自民党が腐敗堕落しているからと野党に投票しては駄目で、自民の亜流党を作って政権交代なら、まあいいだろうという宣伝を番組ぐるみでやっていた。

 

 この怪しい商品を買う人たちと、それを売る企業がスポンサーになっている似非報道番組を真に受ける人たち、という政治経済の図式があるのだ。

 
 
 
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