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金運が付く財布や印鑑の噓八百

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年12月31日
  • 読了時間: 1分

 この道、三十年というベテラン。

 それは革製品の裁縫で鞄や財布を作る職人をしている人で、だから訊いてみた。時々、言う人がいるから。札を折り曲げる財布は金運が悪くなる、と。窮屈で札が出て行こうとするから。



 そんな話は嘘だという答えだった。そんなことを言っていたら、まっすぐな財布だって札が抜けやすいので出て行きがちになるとか、色々と言える。

 他にも、例えば札は上下逆さまに財布に入れるべきだとか言う人がいる。印刷された図柄の上に向けて飛んで行くなんて荒唐無稽な話をして。折り曲げる財布は札が窮屈と感じるなら、逆さまにされた札の人物が頭に血が昇って出たがるとも言えてしまう。

 誰かが安直な思い付きで言ったコジツケ話に影響されるのは愚かである。


 これは「金運」だから何かいいことないかと思うのだろう。

 そこで、奇妙な話でも信じたくなる。だから財布と同様に印鑑も金運が付くハンコとか言って売る人がいる。はんこ屋さんがハッキリ言っている。「印相」なんてものはデタラメだ。

 こんな迷信が蔓延るから、壺を売ったりする宗教団体があるのだ。みんなで、来年の目標は、そうした迷信を排除することにしたらどうか。



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