超富裕層は高校無償化から外すという自民党はバカ
- 井上靜

- 5月27日
- 読了時間: 2分
アメリカのテレビドラマで、高校生が親を殺害しようとする話があった。
これは暖房器具の故障に見せかけた一酸化炭素中毒で、巧妙だったが見抜かれてしまった。これを仕組んだ高校生は、一流大学の入学選考に合格したけれど、父親が収入はあるのに息子の学費を出さないというので、父親が死んでくれたら奨学金が得られると考えてのことだった。
こういう話は現実にあり、他にも、親が愛人を作って、そちらに金がかかるから子供の学費を出さず、そういう事情では奨学金をもらえない、などの気の毒な例が色々と存在している。
なんでこんな話をするのかというと、高校無償化のことがあるからだ。
この高校無償化で自民党は、超富裕層は除外するべきだという意見が内部から出ているので検討しているということだ。
しかし無償化すると決めたなら親の所得など関係ないはずだ。こういうことは一律であるべきだ。それに、親が富裕でも、その恩恵をなにもかも子供が受けているとは限らない。だから、上記のような現実があるという話になるのだ。

なんで自民党はバカなこと言っているのか。
そもそも、超富裕層からは税金をたくさん取るものだ。それを高校無償化の財源にすればいい。そうすれば、後になってから、一律に無償化すると富裕層とそうでないのとで不公平になる、なんてことを言い出すことはない。
ところが、金持ち増税をしたくないから、自民党は高校無償化の所で変なことを言い出すのだ。超富裕層から税金をシッカリ取ってないことで後ろめたいから、子供の学費を払わせれば少しは帳尻合わせできるという姑息な発想になるのだ。
そんなバカなことはいい加減にすべきだ。
どんな学費も無料にして、その財源は超富裕層への課税強化によって確保する。それが筋だし、最も効率が良い。



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