角川歴彦氏が人質司法を追及する訴訟
- 井上靜

- 2024年9月5日
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角川歴彦氏が人質司法は憲法違反という訴訟を起こした。
皮肉なことだが、仲違いした兄の角川春樹氏が不祥事で去ったあと、兄に喧嘩で追い出された弟が社長の椅子に座り、兄と同様また逮捕である。
だが、兄とは異なる形で弟も司法の犯罪に遭った。
兄の春樹氏はメディアリンチされた。
逮捕されたさい、手錠をかけられてしょっ引かれる姿をマスコミの前に曝された。これについて、彼と親しかった作家の森村誠一氏は「江戸時代の引き回しでさえ、有罪が確定したあと刑場に連れて行かれるさい、その場にたまたま居合わせた人たちが目撃するもの。ところが今の日本では、逮捕されただけで罪人と決まっていないのに、マスメディアを通じて多くの人たちに対して晒し者にされ、推定無罪であるのに有罪だと印象づけている」と警察とマスコミを批判した。
このマスコミ曝しは他にもよく有名人に対して行われた。
そんなことを警察がしてもマスコミは無視すればいいのだが、警察に逆らって批判すると報復されるので怖いし、それ以前に著名な人なら注目が集まるからネタとして好都合ということでマスコミが大喜びで取り上げる。
また、警察の担当者が、有名な事件を扱ったことを売りにして政界入りした例もあった。あの80年代に週刊文春の御粗末な記事で疑惑の人とされた三浦和義氏の逮捕とマスコミ曝しのさい、たまたまマスコミが来ていたのではなく、警察がわざわざマスコミを呼び集めていた。これにタモリ氏が、警察の担当者は政治に出るつもりではないかとテレビで言っていた。そして実際に出た人がいたから本当だったと三浦和義氏は言っていた。

一方、弟の歴彦氏は人質司法を問題にしている。
突然の逮捕で220日以上も身柄を拘束され、健康を害した。よく、罪を認めるまで釈放しないと脅し、劣悪な環境に閉じ込めて健康被害で命も危ないように追い詰めるのが、日本の刑事司法の実態である。それを歴彦氏もやられたと言う。
この人質司法で多くの冤罪被害を産み、無罪になっても心身ともにボロボロで、目を付けられたら一巻の終わり、実際に法律違反をしているかは無関係という無茶苦茶さである。
これを角川歴彦氏は追及しはじめた。著名人が注目を集めてくれると影響力があるので、頑張って何かしら成果をあげてくれるよう期待している。



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