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袴田さん再審、特別抗告へ - 検察、高裁決定に不服

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月20日
  • 読了時間: 2分

アメリカ映画『ハリケーン』は実話に基づいたボクサー冤罪事件だった。

 あれは人種差別が原因だった。日本の場合、ボクサーだから乱暴に決まっているという偏見だった。これだけでもボクサーとしては不愉快なのに、強盗殺人事件で証拠が変なのに有罪で死刑とは酷いと、輪島もと選手も憤って人権擁護運動団体に応援にきたと、その団体の人に聞いた。

 「ダンゴさしいれに持って来たりして」と冗談を言ったら、本当に持ってきてくれたし美味しかったそうだ。


 とくに酷いのが検察の対応である。

 あれでは袴田さんが高齢だから死ぬのを待っての引き伸ばしだと非難轟々であるが、そうまでしてでも検察は間違いを認めたくないのだ。

 かつて大学の法学部で刑法・刑訴・犯罪学を習った教授は、弁護士でもあり元検察官だった。授業は面白いし優秀なのも判るが、検察は絶対に間違わないと固く信じていた。これを弁護士や法学者に訊いたら、検察に勤めれば大体そうなる、という。周防監督の映画で加瀬亮に検事が「俺は騙されないぞ」といきなり言うのも、それ。



 袴田事件を描いた映画『BOX』で無茶な有罪に反対する裁判官は法の精神を説くが、もう一方の陪席判事に反発される。

 「国立出に言われなくても解ってる」と。そんなこと関係ないと言って怒る。たしかに関係ない。何でそんなことを言うのか。その裁判官は出世亡者で人命など無視している。それが同窓会では、偉くなったと称賛されている。そこで皆が唄うのは「♪都の西北~」である。

 ここは国立にコンプレックス&上昇志向かと現役の早大生に訊いたら、そうだと認めた。そんな感覚で司法に携わっている者は少なくないらしいが、たまったものではない。だから袴田さんだけの問題ではないし、ボクサーだけの問題でもない。

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