自衛隊が高3に入隊の勧誘
- 井上靜

- 1月13日
- 読了時間: 2分
自衛隊が高3に訪問勧誘している。
これは『赤旗』が問題にして取り上げていた。突然の入隊勧誘がされている。職業安定法では、民間企業の求人で訪問勧誘を禁じており、これに公的機関も合わせるよう厚生労働省は周知させている。それを無視して勝手に自衛隊が勧誘しているということだ。
それでルール違反だと同紙は指摘している。自衛隊が組織的にやっていることであるから不気味さを感じると言う人もいた。
それでいて自ら志望する人が入隊を拒絶されている。
もちろん、自衛隊に憧れていても性格的に危ないから入れることができない人もいる。あの池田小学校事件の犯人も、天職だと思って入った自衛隊を不祥事で辞めさせられた挙句の犯行だった。
そういうことではなく、健康診断で細かい難癖をつけられて入隊を拒絶されるなど、そんなことを言っていたらきりがないのに、いったいどこが悪いのかと疑問に思うことは珍しくない。
どうも自衛隊の基準は一般とは異なる部分があるようだ。

自分が高3の時、何度も自衛隊から誘われた。
なんで他を差し置いて自分なんかを誘うのか不可解だった。運動部で活躍していたから屈強そうだけど実は体力とは関係なく健康状態が悪い人なら、よくいる。それで就職のさい健康診断で落とされてしまいショックを受けていたけれど、その後に健康状態が急に悪化して早死にする人だっているものだ。
そういうことではないが、高校の時に運動部は同級生らと険悪になって退部してしまっているから、そんな者を就職させたがる職場はあまり無いと思っていた。あれは本当に人間関係ひどかったのだ。まして自衛隊の組織では論外だと思っていた。
ところが自衛隊の人から見ると違うらしい。
なにより真面目に勤務しそうな人が先ず欲しいらしい。
そもそも自衛隊は国の大きな組織だから、普通に務めてくれる人が最も多く必要である。体力が極めて屈強であるとか、特殊な技能を持っているとか、そういう人は重宝ではあるけれど、あくまで一部である。その辺りを勘違いしている人が多いのだろう。
そして、同じ人間関係険悪でも、いびり出す側の人の方が願い下げということだ。これは考えてみると当たり前なことだ。



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