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自民党と統一協会とは相容れないようでいて利害は一致

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年7月29日
  • 読了時間: 2分

 大学生のとき一緒に働いていた韓国人の留学生が言っていた。

 日本に来て、差別や偏見は明らかに感じたが、逆に好意的な日本人もいて、その中には統一協会の信者だからだと言う人がいたそうだ。韓国では、統一協会の評判はどうなのかと訊ねた。やはり、彼の通っていた大学にも統一教会系のサークルがあったけれど「正しい考えの学生たちに潰された」とのこと。韓国でも統一協会の評判は悪いが、日本に来たら信者は利用すればよく、しかし日本人に対しては、統一協会なんて近寄ってはいけないと言うのだった。

 これは留学生にとっての御都合主義であって、同じことを政治家がやってはいけないはずだ。


 統一協会が原因で殺された安倍もと首相は、どうだったか。

 安倍晋三という人は、NHKが戦争犯罪の取材をしていると知り、圧力をかけて番組を改変させたことがあったけれど、一方で、その戦争犯罪により日本は韓国に迷惑や苦痛を与えたのだから日本人は罪を償うため韓国の宗教団体に財産を没収されるべきだと言い寄付を強いる統一協会と仲良くしていた。

 これぞ似非右翼の所業というべき態度で、これに犯人は怒ってのことだった。


 自民党の人たちは、統一協会と関わることについて、よく平気だなと言われている。

 しかし、もともと自民党の多くの政治家たちは、日本国民は一部の特権階級の奴隷であると考えている。だから日本の憲法を、国民の自由や権利の無いものに変えようと公式に主張しているのだ。この発想は、親の七光りに多い。自分たちは為政者でも代表者でもなく支配者なのだと本気で思っている。

 そして、例えば「婚姻は両性の合意のみによって成立する」という憲法の規定を憎むのだ。自民党の人たちは封建主義者で、当人の意思に反した強制をする制度を否定して自由を尊重する憲法が許せないのだ。これは合同結婚式をして日本人を韓国人の人身御供にしている統一協会と利害が一致している。


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 これでは、統一協会と自民党が仲良くして当たり前である。

 だから、自民党の政治家たちは統一協会と相容れないわけではなく、ほんとうに望んでいる部分では利害と理想が一致しているのだ。

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