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  • 執筆者の写真井上靜

聖職者による性的虐待の深刻と原因


 仏国で、聖職者の性的虐待の深刻さが報告された。

 その調査委員会によると、50年以降の被害者は21万人を超えるという。


 これで思い出したが、前に米国のテレビで、貧乏人への偏見により何かと近所で犯罪があるたびに疑われたことのある人が、報道番組のインタビューに答えて言っていた。

 「貧しいから窃盗をやりそうだというなら、いちおうは関係がある。もちろん偏見だから、証拠も無いのに疑うのは問題だが。しかし、児童に性的な悪戯をするのは関係がないし、聖職者に多いことは昔から常識でしょう」

 

 最近、その監督が死去したホラー・サイコサスペンス映画の名作『オーメン』の串刺し神父も、小説では児童性愛の過去があることが説明されている。

 成人であるうえ聖職者という責任ある立場である神父ではなく、相手の少年が咎人とされ残酷な方法で殺される。この体験から教会が信じられなくなっていた、という設定であった。



 もともと、聖職者を批判しにくい雰囲気があるけれど、実態は禁欲生活のため未成年者に手を出す人が多い。

 基督教だけでなく仏教でも同じことがあるけれど、そもそも無理して綺麗事をやっているから、裏で醜いことになる。

 前に宮沢賢治のストイックさはファシズムに通じていると指摘したけれど、これも同根だ。

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