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  • 執筆者の写真井上靜

バリアフリーの問題と宗教の悪影響

更新日:3月23日

 車椅子を使用している人にSNSで冷酷な言葉を浴びせる人たちがいる。

 こんなことしている人たちは、普段から周囲に頭が上がらないので、障害者を見下すしかないのだろうと言われていた。それにしても、親や教師の躾はどうなっているのかと疑問を投げかける人もいる。

 たしかに、その人が言うとおり、親も教師も、こう言って躾るものだった。「お前は、たまたま身体障害者じゃないから、それによる不便が無いということでは幸運だったのだ。それに感謝して、不便を感じている人には思いやりを持て」


 そうならないのは宗教の悪影響がある。

 よく仏教では、前世で悪いことをした報いだと言う。だから身体障害者は罰を受けているのだから、虐めても良いというかむしろ虐めてやるべきだと、障害者差別と弱いもの虐めを正当化する。

 同じように同和地区など出身地や出生の差別にも宗教が根拠となっている。これは仏教だけでなくヒンズー教の影響もあることは既に指摘されている。



 また、日本にあるキリスト教会の牧師も障害者差別を堂々とやる人がいる。

 例えば、障害児を連れて来た信者に「心がけが悪いから、そんな子供が産まれるのだ」と言い放った。これでは仏教と同じだと呆れてしまい、教会に行くのを止めてしまったという人から、この話を聞いた。

 こんな話はよく聞くので、日本人に染みついて抜けないのかと思っていたが、なぜか中国の僧侶も同じだと、中国に詳しい女性が言っていた。そして、仏教の思想や哲学には魅力を感じるけど、それを専門職にしている人に駄目な人が少なくないということだった。


 もちろんキリスト教徒にも差別主義者はいる。

 だからイスラム教徒を敵視したり東洋人も蔑視したりで、KKKに所属する牧師なんてのも珍しくもない。イスラム教徒にも過激派がいるし、日本の右翼で僧籍を持つ人は珍しくない。なかには堂々とSNSで実名を名乗り僧籍を持つことも紹介しながら、右翼によるテロを讃えて殺人を正当化する発信をしている。


 この実態を知らないとか強引に否定とかする人たちもいる。

 だいたいは、お坊さんともあろう者が差別なんてするわけがないというもので、むしろ僧籍にある人こそ狂信的であることを無視している。弱いもの虐め片山さつき議員を組織的に当選させているのも仏教界である。

 これは欧米さらにオーストラリアなどの西洋文明圏になると、聖職者による児童に対する性的虐待などが深刻だが、これを取り上げるとマスコミにも社会福祉士にも狂信的な人たちが攻撃する。「そんなこと神父様がするわけない」と事実から目を背けて言い、しばしば暴力に訴えもする。


 この現実を見ずに語っても虚しい。直視するべきだ。

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