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美女行員の都市銀行を解約

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年5月29日
  • 読了時間: 2分

 ある銀行で総てを解約した。

 これは普通の預金口座から投資信託などの資産運用までなにもかも、ということだ。この銀行が悪どいことをしていると気付いたからだ。もっと前から不信感はあった。株の「高値掴み」のようになる売りつけ方をしているのがグラフで判って、そういう推奨をしている投資アドバイザーを雇っている。

 だから信用できないので、そんな人は忌避していた。ところが個人の問題ではなかった。おそらく銀行で仕組んだことだ。


 気が付いたきっかけは、担当する行員が何度か変わったこと。

 そこに共通点があった。みんな美人ばっかりなのだ。本当に、行員の中から特に好感度の高い外見の良い女性を選んでいる。そうでないと、ここまで見事に美女揃いなんてこと有り得ない。

 それくらいハイレベルなのだ。


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 これは投資の担当だけである。

 この銀行で、預金に対応しているは男性の行員だったり普通のオバちゃんという感じの女性の行員だったりする。

 その一方で、投資の話に対応するのは若い女性の行員になる。それが異動や寿退社で担当が変わっても、必ず美人になる。そして愛想よく投資アドバイザーの爺さんを紹介し、そいつがベテランぶって経済の何もかも解っているような態度で奨める銘柄は、買うと必ず値下がりしたのだ。


 これじゃ宗教と手口が同じだ。

 だいたい宗教の勧誘は最初に女性が寄って来るものだ。そしてうっかりしているうちに変な人たちに取り囲まれる、というのが相場であるのは周知のとおり。

 他の銀行でも、担当者は物腰の柔らかい女性が出て来るが、この銀行は、少なくとも当支店は、意識してやらないと有り得ない美女軍団である。それで逆にというか気が付いたのだ。

 まったく、損が百万単位のうちに気づいて良かった。高い授業料だったが、これはいずれ書くネタにして取り戻そうと考えている。

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