石破首相で自分の父親を思い出した
- 井上靜

- 6月20日
- 読了時間: 2分
石破首相の選挙対策バラマキ宣言。
そんなことをするなら最初から税金を取るな、と言われていた。これが大金持ちからたくさん取った税金を庶民に配るなら再分配により経済を回すことになるけれど、そうではなく庶民から巻き上げた税金の一部を返してやるというのだからだ。
これで思い出したことがある。個人的な話だ。

学資のため積み立てをしていた。
これは母親が働いてコツコツと貯めたものだったし、少年だった当時の自分も働いて協力していた。それが進学で使う時に、父親がふんだくって自分の遊びに使った。海外旅行に行って、帰ってきたら料理のことなど楽しんだことを嬉しそうに話したうえ、安物の数百円程度の土産物を寄越し「いい父親を持って、お前は幸せだなあ」と言った。
これで、入る予定の有名私立高校に進学ができなくなった。
ところが、そんな仕打ちを受けても母親は笑っていた。
なぜなら、子供より夫を愛していたからだ。子供の将来に関わることなど大したことではなかったのだ。ひどい公立高校に行くしかなくなり、そこで教師からいじめられて、進路の希望と入試の成績からみると他に入るべき高校があって入れそうでもあったのに何やってるんだとコケにされて悔しかった。
なんで子供を虐待する夫と別れようとしない妻がいるのかと、世間一般では言われるし、たまに深刻な事態になってマスコミで取り上げられるが、そういう夫婦はうちの両親と同じなのだ。
これは自民党が政権に盤踞している原因と同じだろう。
あんな無茶苦茶な政治をしていて、それでも自民党が支持されているのは、子供を虐待する男を、それでも好きで一緒にいる女と同じことである。よく「肉屋に懐く豚」と言われるけれど、それとは違うはずだ。
それをいうなら、倒錯した愛で結ばれている夫婦というべきだ。



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