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石破首相が「霊能者」に心酔

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 5月10日
  • 読了時間: 2分

 石破首相が「霊能者」に心酔していると週刊誌が報じた。

 彼は基督教徒で礼拝に行き讃美歌を唄っていたのに、「霊能者」とは何なのかという訳だ。かつてアメリカのレーガン大統領が、普段は信心深いのが良いことだと説いていながら星占いで行動を決めていたから、それでレーガンは頭が悪いからだとアメリカ国内で言われたものだった。ほんらい信心深い人は占いに凝ることはないのだから。

 それを彷彿とさせる石破首相の霊能者心酔である。


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 しかし占いや霊能者に頼る首相は岸首相のころからだ。

 あれは藤田子小乙女(ふじた こととめ)という霊感占い師に相談していた。安保条約は通るかと。通るけれど首相は退陣すると言われて、その通りになった。

 これが評判となり、政治家たちが彼女に相談するようになった。


 藤田子乙女は丹波哲郎の番組で自慢していた。

 丹波哲郎といえば名優である一方で霊界の話をする人としても有名だった。その丹波哲郎とテレビで対談し、当時の中曾根首相にも助言したと誇っていた。総理大臣になりたいなら、背筋を伸ばしてばかりではなく前屈ぎみにするほうが感じが良いし、そうすることで背後霊の力を借りられると助言したということだった。

 それで丹波哲郎は、中曾根首相は軍隊にいたときに背筋を伸ばす癖がついていると指摘して、藤田子乙女の助言のおかげて総理大臣になれたのだと言っていた。


 しかし政治家が霊能者を頼っているのかは疑問である。

 むしろ霊能者が政治家を利用している。俗な成功をおさめた最たる政治家の相談役となれば、これ以上ない宣伝になるからだ。

 しょせん「霊能者」と自称している人達は、その程度の商売をしているだけである。だいたい、霊能者が存在すると言っている人で真面目な人は、そんな商売を霊能者は絶対しないと指摘しているし、藤田子乙女の霊感はトリックだったと指摘もされている。そして悲惨な末路であった。犯罪に巻き込まれて殺害されたと伝えられている。

 しかし政治たちは、もともと相談なんてしてないという態度で平気な顔している。本気で相談してないことが明らかだ。だから霊能者を商売にしている人に騙されてはいけない。

  


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