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生活保護申請時の扶養照会という嫌がらせをする人種

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年4月5日
  • 読了時間: 4分

更新日:2021年6月24日

 菅総理大臣が、コロナウイルス新型肺炎で苦境の人たちを助けようとしないのは、生活保護を受ければいいからだと言い放ったが、それだと生活保護の世帯は義務教育しか認められていないので進学できない人が増える。

 これは前に取りあげたとおり。高校は進学率が九割を超えたので容認されている(あくまで容認)が、大学は相変わらず禁止なので、成績の良い子は親と世帯分離の手続きをして進学させており、こうした世帯分離は制度本来の趣旨とは違うから奇策である。

 これを考慮していない菅総理大臣は、官房長官の時に週刊誌から偽苦学の経歴を取りざたされていたが、やはり実際には苦労していないから、それで解っていないのだろう。


 これがきっかけで問題になったのは「扶養照会」の実態である。

 生活保護の申請をすると、役所が親族に扶養照会という圧力をかけるから、親族の関係を悪化させられる。

 これについて週刊誌が記事にしていた。病気で生活保護を申請した人が、扶養照会すると言われたので止めて欲しいと懇願したのに聞き容れられず、自殺した人がいる。こういう悲劇はたくさんある。

 また、菅総理大臣の発言から国会で問題になり、扶養照会なんて本当はしなくて良いことだという答弁が引き出された。


 では、しなくてよい扶養照会を、しているのは何故か。ただの嫌がらせである。そうして苦しめることで、福祉事務の職員がパワハラを楽しんでいるのだ。

 もともと、家族に扶養してもらえるくらいなら生活保護を申請する者はいない。実際、扶養照会によって家族から援助があるようになった件は微々たるもので、ほとんど無いに近いくらい乏しいのが現実である。経済的に余裕が無いから扶養できないのだし、余裕が充分あり一応は扶養してもいいが関係険悪であるなどの事情があれば、家庭裁判所で調停することになっている。

 また、扶養照会をしていると調査なども含めて二週間くらいかかるから、病気や怪我で逼迫した状態の人だと助からない。そもそもは、扶養してもらえそうな親族がいるけれど居所が不明で個人では調べられないというさい、それなら役所が権限を行使して調査しようというのが本来の在り方だ。


 そんなこと、よく解っているのに、福祉事務所職員が嫌がらせを楽しむために、悪意で無用な扶養照会をしているのだ。

 だから、ゆとりがない人に対して、食事の回数を減らしてでも家族に仕送りするべきだと言ったり、子供に進学を断念させて仕送りしろと言ったりする。給与や預金を差し押さえて(法的に不可能だが)お前の方を生活苦に陥れてやると笑いながら脅して面白がった例もあった。

 これだから、親族の関係が悪化するし、自殺に追い込まれた人もいて当然である。ところが福祉事務所の職員にとっては、そうなることが悦楽なのだ。


 こういうタチの悪い不良公務員の話は、テレビドラマに描かれたこともあるくらいで、よほど無関心の人たち以外にとっては常識と言えることだろう。

 この先は、「炎上覚悟」でないと言えないことかもしれないが、ハッキリ言って、そういう不良職員には夜学を出た人の割合が高いはずである。

 かつて「僕だったら、どんなに生活が苦しくても仕送りします」と書いた手紙を扶養照会に沿えた世田谷区の保健福祉センター職員がいた。この「僕だったら」なんていう意味が無い仮定のうえで、制度や法律とは無関係なことを、それが暴言とは気づかず物的証拠が残る形でホザいた偏差値の低すぎる男は、他にも、手術したばかりの人に「いつまで生活保護でいるんだ」と怒鳴るなど人間性を疑う言動だったから、さすがに酷すぎると思った上司が術後に自宅療養している人のところへ謝罪しに行った。

 そいつは夜学を出たと自分で言っていたそうだ。それが劣等感だから、弱者が相手の福祉なら「上から目線」できるから選択したのだと嘯くことが何度もあったそうだ。

 この話をきっかけに興味を持ち、普通はあまり関心を持たれないことだろうが、パワハラ職員の話を聴くたびに気になり学歴を追及したのだが、すると「こいつも夜学か」「また夜学だ」という連続だった。

 そもそも、自分が底辺に居て成り上がると弱者を虐げるというのは、よくあることで橋下徹氏など典型的だが、それより更に下に居る人は、さらに下を見るということだろう。だから、むしろ菅総理大臣の苦学が偽物で良かったのかもしれない。


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