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民族差別と女性蔑視の竹田恒泰に講演させる自衛隊

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年3月3日

 2月28日に、陸上自衛隊工科学校が生徒にむけて竹田恒泰に講演させた。

 その内容は政治的であり、技術者の要請をする学校にとって必要不可欠ではない。また、啓発のために政治的な講演をするにしても、さまざまな内容であるべきだ。ところが、特定の政治思想に偏っている。

 しかも、人選が悪すぎる。それで批判が起きた。これだから自衛隊は信用できない。


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 まだ記憶に新しいが、竹田恒泰には裁判沙汰があった。

 これは、彼が「差別主義者」と言われたので名誉毀損で訴えたものの、実際に相当の発言をしているし、しかも評論家として公的機関で講演までする立場だから、批判されたことは決して不当な評価ではない、とされて敗訴したことだ。


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 それなのに、また、そんな人を招く自衛隊。

 だが、自衛隊は統一教会関係者も講演に呼んできたから、差別や売国は組織体質である。

 もともと、警察も自衛隊も行政機関なのだから、政治的には中立であるべきなのに、特定の政治思想になるよう教育している。

 この一方で、役所に勤務する人が休日を利用して選挙のチラシ配りを手伝ったら、それが野党のものだったので、公務員としての中立を破ったと処罰される。役所ぐるみの自民党応援選挙は横行しているのに。


 また、警察も自衛隊も公的機関なのに施設内には神棚がある。

 これは国家神道のころから「国教」と扱っているためだ。だから務めている人の信教の自由が否定されるだけでなく、一般国民の信教の自由を否定するため、しばしば警察と自衛隊は組織的に暴力をふるっている。

 こんなことするのも、統一教会と日本会議系の宗教と癒着しているからだ。


 昔から自衛隊では、選挙でどんな政権が出来ても従うものだという常識を否定し、今の保守政治と違う政権は武力で潰すものだと機関紙で堂々と述べていたから、自衛官の中からも批判が出ていた。

 つまり自衛隊の中には、チリのピノチェト将軍のように軍事クーデターで国民を弾圧し、拷問して大勢虐殺することを当たり前だと信じている人がいるのだ。


 また竹田恒泰という人は制服の女子高生に「萌え」とか言いスケベオヤジだと言われていた。

 ここで問題なのは彼の趣味ではなく、女性自衛官に対する性暴力が大きな問題になっているのに、そこで女性に劣情をもって揶揄することを恥と思わない人を、識者として話をさせることの方だ。自衛隊の学校で高校に該当するところなのに。


 こんな腐敗した自衛隊は解体しなければならない。

 そんなこと、自分は政治的でないから無関係と思ったら大間違い。過去の例から、警察でも軍隊でも、手あたり次第の無差別である。とくに女性は要注目である。この事情は前に説明したとおり。

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