書棚ではなく食器戸棚の件
- 井上靜

- 2024年5月7日
- 読了時間: 2分
これは書棚ではなく食器戸棚のこと。
書棚は、読みもしない書物を並べて、これだけ読んだのだと充足感に浸りたいとか、どこまで頭に入ったか怪しいけれどインテリを気取りたいとか、そんなことしていて、床が撓るように変形したり、鉄筋コンクリート製の建物でもひび割れが発生したり、ということになる。
それは何より本が重いからだ。これは食器も同じだ。
食器戸棚の掃除をしたさい気が付いた。
何年も使用していない食器がたくさんある。これも本と同じで、色々な料理をするから豊富に持っているという自己満足である。しかし、使っていないものをただ保持しているのは無駄である。あと、割れたり欠けたりはしてなくても傷が付いているものを、ただなんとなくとってあった。
それで一気に整理した。
それで驚いたのが重量である。
食器も重たい。土物の鉄製も、処分するものを袋に入れたらずっしり。体重計で測ったら十キロ以上である。食器戸棚の中の一部だけなのに。これでは棚の足の部分が潰れても当然だ。
無用な書物を決心して処分することはしていたけれど、無用な食器のことは気が付かなかった。

もとはと言えばコーヒー紅茶のことだ。
これは義理の姉の娘が、歯が汚らしくなるから飲まないと言っていたことがきっかけである。マスクをしないことが増えてきたこともあり、気になってきた。前に歯科衛生士から、タバコを吸わないのにコーヒー紅茶のせいでヘヴィースモーカーと同じくらいだと言われ、掃除してもらった。それで、飲まなければいいじゃないかと思った。最近の値段急騰のこともある。
そして、豆と葉が無くなったら、もう買わずに、コーヒーカップや茶飲み碗を捨てた。そこから、ならば使わない食器は尚更であると気付いた。
あと、重たい食器戸棚が身軽になってサッパリしたのと、前に述べたようにスターバックスコーヒーとドトールコーヒーの経営の問題が丁度あってコーヒー自体が飲む気もしなくなるほどだったこと、その精神的な原因だけではなく、コーヒーを飲まないこと及び代わりにミネラルウォーターにしたことで体調まで良くなって、いいことずくめである。
これで歯を磨くことが虚しくなくなった。



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