憲法を曲解できてしまう不可解
- 井上靜

- 2023年1月21日
- 読了時間: 2分
ある議員の話から思い出した。
同性婚は日本国憲法が否定しているという曲解がある。
これは「婚姻は両性の合意のみによって成立する」と謳った部分が憲法の条文にあるから、同性婚は違憲だという可笑しい解釈である。
この条文は、封建制度・家制度のために戦前まで、結婚する当の二人が合意しても御家の都合などで親などが反対したら結婚できなかったので、そんな近松門左衛門やロメオとジュリエットみたいなことは止めようということだった。また、戦前までは、親と親などで談合や妥協があれば、当人たちが望まなくても結婚を強制するのが当たり前でもあったから、これを否定して「両性の合意【のみ】」としたのだ。
ところが、これを結婚は異性とだけ出来るという意味に曲解する人たちがいるわけだ。
こうなる危惧をかなり昔から聴いてはいた。
例えば大学で民法を習った教授が指摘していた。同性婚を否定するために、言葉尻を捕らえて結婚していいのは異性だけだと解釈する人が、いずれ出るかもしれない、と。これは現実になった。
この他にも、封建的な習慣を否定するためであることを無視して勝手な憲法解釈をする人が出るかもしれないことが、前から予言されていた。例えば、封建時代には親の職業を子供が継ぐのが当たり前であったのを否定したのに、医師が楽をして儲かる分野ばかり手を出したがることを正当化するため「職業選択の自由」と言う医師がいた。

ただ、こんな可笑しい間違いは余程の迂闊さでないとあり得ない。
そもそも、なぜこう決まっているのか解っていればよく、特に調べないと知らないというほどの問題ではない。また憲法は法律と違って難解な言葉ではない。
だから、こんな変な曲解ができてしまう人のことこそ不可解である。



ひどいコメントが。
「憲法は法律と違って難解な言葉ではない」とは書いてある。
これはよく言われることだが、憲法は法律と違って日常的な言葉ばかりだから専門用語を知らないと意味が解らないなんてことはない、ということ。
「憲法は法律ではない」とは書いてない。
憲法は法律ではない? そりゃ最高法規で政府側を縛るものだから、他の法律と概念は違うかも知れませんが、「憲法は法律ではない」とはトンデモ説だと思いますが???