フランコ独裁のスペインと日本の相似
- 井上靜

- 2022年11月16日
- 読了時間: 2分
スペイン映画『ミツバチのささやき』で、地方で養蜂をしている人の小さい娘が、巡回上映会で『フランケンシュタイン』の映画を観たら語の筋に理解できない部分があり、なぜ女の子と人造人間が殺されたのかと疑問に思う。
そのあと、たまたま負傷しながら逃亡する男に出会い、映画のようだと感じて男に食べ物などを差し入れるが、そのあと男は追手に見つかり殺されてしまうので、やはり映画と同じだと感じ、悲しいというより不可解に感じる。
実は、逃亡していた男はフランコ派に迫害されていたのだ。

先日、スペインの左派が駄目だと言っている人がいた。
これはおそらく、フランコ独裁政権の時代に徹底的な弾圧があった影響ではないか。これと同じなのが日本の左派で、もはや左派とは言えるか疑問な日本共産党も含めてのことだ。
これらについては昔、別の問題からチャンネル桜という商売右翼テレビの水島という人が「それだけ戦後アメリカの占領政策がうまくいったということだろう」と指摘していて、これは正しいのではないか。少なくともテレビ朝日よりはチャンネル桜が良心的だ。
これがテレビ朝日になると、チャンネル桜が進歩的に見えるほど酷い。
『ニュースステーション』とか『朝まで生テレビ』とか、その他の様々な番組で、アメリカの影響などなかったことにして、どんなに共産党など革新が頑張っても平和だの福祉だとのいうのは一部の駄目な国民から支持されているにすぎないと執拗に繰り返していたのだから。
それなのに、悪口のネタにされる連続なのに出演する日本共産党の志位委員長ら議員たち。この人たちには絶望的としか言いようがない。テレビ朝日よりチャンネル桜に出た方が少しはましなのに。同じ敵でもフェアな方と関わるべきであることが解っていない日本共産党である。



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