弁護士には腰抜けが多い
- 井上靜

- 2021年6月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年6月23日
地元の議員が市民にサービスでやっている無料の法律相談なんて全然ダメだと言う人がいた。
無料の法律相談は役所でもやっているが、どちらにしてもしょせんは無料のものだから、その程度だと思っていたほうがいい。
ただ、共産党の法律相談だと、反権力の気骨がある弁護士だと幻想を抱いて相談する人がいるので、その分だけガッカリする人が多いようだ。
そして、共産党に依頼された弁護士なんて腰抜けばかりだと非難している人の話も聞くし、そういう弁護士なら、直接に知っている人も何人かいる。実話に基づいた映画『松川事件』に出てくるような、権力に迫害される共産党員たちのために必死で闘う弁護士たちを思い描いても、まさに「今は昔」である。だいたい、知り合いの共産党の若手市議会議員なんか松川事件も知らなかった。

映画『松川事件』で頑張る弁護士たちは、宇野重吉と千田是也つまり新劇左派の人たちが扮していて、そこへ宇津井健の扮する若手の弁護士が加わり奮闘する。もともと宇津井健はアクションスターだが、後にテレビドラマで何度も弁護士や検察官の役を演じるようになるのは、この役が影響している。
あと、同じ山本薩男監督のモノクロ時代の映画で宇津井健が熱演していたのは『人間の壁』であった。この話に、近所に住む年金者組合の共産党員が「ああ!『人間の壁』ね!」と。この人は元教師で、映画は教育行政の反動化に抵抗する教師の話だから、当然ながら昔観ていた。そしてジェネレーションギャップの克服に映画の上映会をしようかと言い出した。
ただ、こちらは昔の邦画で社会派のドラマをつとめて観ていたけれど、それでむしろ弁護士といい教師といい遠い過去の話だと認識している。
そうでない人たちは、どうやって幻想を持つのだろうか。そもそもの原因は、弁護士界が腰抜けばかりだからで、そうではなさそうな人でも、見せかけているだけのことがよくある。だから党派性など無関係だし、弁護士会で金を払っての法律相談も大して変わらないのだ。



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