幻冬舎の編集者が排外主義の投稿
- 井上靜

- 10月21日
- 読了時間: 3分
箕輪厚介という人は幻冬舎の編集者だそうだ。
この人のSNS投稿が顰蹙を買っていた。彼がコンビニ店の支払いでSuicaを使ったら残高不足であったためチャージして再び支払おうとしたら、もう現金しか駄目と言われて、強く要求したら店員たちも強く出たため多勢に無勢のようになって諦めたそうだが、そこで彼は、この店員たちが全員が中東系の外国人だったから、治安が悪くなっていると言う。
さらに、そんな店員は金を抜いているだろうという匿名の反応があると、これに彼は同調していた。
これは店員が外国人であることとは関係の無いことだ。
だから、正当な根拠もなく排外主義を煽ったことになる。すると彼は、自分は排外主義者じゃないけれど、排外主義反対とか言う左翼的な人から過剰な攻撃を受けたという投稿をした。
そんなこと言っても、そもそも彼がSuicaにチャージしておかなかったのが原因であるし、不足分をすぐに現金で払えば早く済むのに押し問答みたいなことしていたら他の客に迷惑である。後に支払いを待つ人がいればなおさらである。また、Suicaは複数枚を同時に使えない仕組みだから、チャージして差額を払うことができない。自分で使い方を間違えておいて文句を言うな、と言われたらそれは左翼的とか、対応が悪いと非難したうえ店員が外国人だから治安が悪化していると飛躍こじつけても自分は排外主義者じゃないとか、言うことがかなり滑稽である。
こうした彼の発言は、日本の印象を悪くしてしまうと右翼団体からも批判されていた。
おそらく彼はポイントにこだわったのだろう。
そう考えれは、彼の行動は理解できる。残高不足していたなら差額を現金で支払えば簡単である。なのに、持っている現金をSuicaにチャージしてまた払おうとする手間をかけるのだから、全額をポイントの対象としたかったのだろう。
だが、コンビニ店の買い物で付くポイントなんて大したことない。まして残高不足の分である。そんなものにこだわっていてはセコイし、チャージしてまた支払いの手間および店員との押し問答の労力と時間など金銭に換算すると、ちっぽけなポイントではまるで吊り合わない。
ということは、「ポイ活」に執着する余りの行動だったのかもしれない。

彼が働く幻冬舎はケチなのだろうか。
だからちっぽけなポイントにこだわったのだろうか。排外主義は貧しい人が外国人に八つ当たりするものである。今それが流行っているのは、日本が貧しくなったからだ。長きにわたり出版業界は不景気である。それにより、儲かってない、給料が安い、と世間から印象を持たれる。それは世間体が良くない。
実際には、大手出版社が軒並み赤字決算なのに幻冬舎は黒字である。あの見城社長は、払う給料をもっと多くしてあげるべきだ。ポイ活しなくていいように。



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