天安門事件で軍拡と増税が煽られ自民党も共産党も翼賛
- 井上靜

- 6月4日
- 読了時間: 3分
天安門事件でプロパガンダが繰り返される。
2026年の6月4日で、「天安門事件」から37年になる。しかし本当の「天安門事件」とは更に昔のことだ。それは周恩来の追悼の集会が「四人組」に対する糾弾の場となったことで、その四人組と呼ばれる徒党を組んでいた毛沢東の妻の江青女史が軍隊を使って強引に天安門広場の集会を解散させようとして起きた事件のことである。
ところが、37年前に、学生運動を中国軍が武力弾圧したとされる事件のことになってしまった。
そして当時の学生リーダーが来日して会見。
「日本も中国の脅威に対する最前線に立つべき」
この人、その時その場にいなかったけれど、その時に天安門広場で何があったかって話をたくさんしてきた。そして今では、アメリカの言いなりになって軍拡と増税をする日本政府をアシストする発言をしているのだ。
もう一人の学生運動のリーダーは、悪名高い工作機関NEDから資金を受けた扇動者で、その後やはりアメリカに逃げた。あの空々しい香港の「民主の女神」と同じである。
あの当時の日本の報道は、正確に検証することが出来なかった。
天安門広場で中国軍が虐殺をしたとしか報道せず、その「犠牲者数」についても他より少なければ中国寄りとバッシングが行われたほどヒステリックだった。
ところがその後NHKの番組で池上彰が報じた。逃げ場所を一つ開けておいて攻め込むというのは兵法で中国の伝統だが、そのようにして天安門広場にいる学生を逃がしたと言うことだ。
たしかに、この時の動画がある。学生たちは『インターナショナル』などの歌を唄いながらにこやかに退場していた。天安門広場に戦車が突入して大虐殺というのはフェイクだという指摘もされた。

ところが、日本共産党が西側の軍拡と増税のプロパガンダに同調している。
まず党中央委員会の機関紙『しんぶん赤旗』が「西側」の宣伝にソックリ乗っかり中国を非難している。この上意下達のための機関紙を読んで鵜呑みにする党員の義務を忠実に実行している志位議長以下の党要職の人達が異口同音の金太郎飴で発言した。
それなら、せめてNHKで池上彰が指摘した番組について独自に検証してから発言するべきだろう。これで、よくアメリカおよび傀儡の自民党政権を批判できたものだ。これでは『しんぶん馬鹿旗』だ。
あの天安門事件当時の自民党の見解はどうだったか。
「基本的には中国の国内問題で批判にも限界がある」「西側諸国が一致して中国を孤立化へ追いやるのは得策ではない」 だった。これは政治的センスを持った者として当然のことだ。
それが日本共産党の人達には理解できなかった。ただ何でもいいから自民党政権を批判すればいいという単純さで「甘い」とか言っていたのだ。
これは、そもそも日本共産党の人達が政治に向いていないと言うことである。
また、日本共産党が よくチラシで言っていることが気はずかしい。
「アメリカにも中国にも ズバリ 物言う党」なんて子供っぽいキャッチフレーズで票が入ると思い込んでるところに日本共産党の頭の悪さが現れてる。
この一方で、自民党も、高市首相の国会で不用意な発言により日中関係を損なって経済的にも文化的にも大打撃になってしまった。まったく無意味に中国を敵視して国益を損なうだけのことをする。
つまり、昔は、共産党も自民党も、もうちょっと頭のいい人がいたのに、今は駄目ということであるが、むしろ共産党の方が前から劣化していて、しかし劣化の程度の落差は自民党の方がひどいということなのだ。
なにより重要なことは、あれから日本は衰退の一方で、中国は大発展した、という事実である。



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