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 図書館や公民館の自習室にて

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年12月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年12月15日

 図書館や公民館の自習室で作業をすることがある。

 このとき、受験勉強に来ている女子高生が、座りながら足を組んだり伸ばしたり片方ずつ曲げて椅子に乗せることで腰を伸ばして座りっぱなしによる凝りや痛みを防いでいるのを目にして、自分も受験勉強のさい悩んでいたから成程と感心した。この曲げ方がちょっと独特で、真似してみたら効果があった。いいことを教えてもらったが、受験生の時に知りたかった。

 あと、別に女の子の足に注目していたのではない。念のため。



 あるとき、女の子ではなく別の女の人が爺さんに「うるさいわね」と言った。

 この爺さんは、よく老人が新聞を読みに来る一人だが、自分では騒がしくした気がないので怒ってしまった。それが老人独特のブチキレ方だった。

 よく、老人はブツブツと独り言を発するけど、この爺さんは新聞を読みながら無意識で音読したり感嘆の声をあげたりしていたのだ。それを、うるさいと言われてしまったから逆ギレである。それで女性は携帯電話で近くの交番に「認知症の老人が騒いでいる」と通報した。


 後に職員が警官に説明していた。

 あれは、お年寄りが大して大きな声でもないのに煩いと注意されて不当だと感じ短気により怒っただけで、介護の人を呼ぶようなことではない。それで警官は安心したそうで、最初は、家族に連絡がつけばいいが、そうでなければ病院に連れていかないといけないかと考えてしまったとのこと。

 その女性が、勝手に認知症と決めつけて通報したわけだが、ただ、その爺さんの印象は認知症だと思っても仕方ない様子だった。

 この爺さんに限らず、いろいろな爺さんが、よく迷惑行為をすると職員は言っていた。主な原因は我が儘だそうだ。


 爺さんたちは、しょうがない。

 こちらも、その怒った女性も、作業が順調であれと思う。

 女子高生だけでなく男子も来るが、互いに目もくれず勉強しているから、みんな志望の大学に合格して欲しいと願う。

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