吉良議員を侮辱した女性大臣
- 井上靜

- 4月16日
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吉良よし子議員を国会で、あべ俊子文科大臣が侮辱した。
質問に対する答弁で「美しい顔で怒っている」と、余計な言葉を付け加えた。これに吉良議員は不快感もって抗議し、大臣は謝罪した。
それを「ルッキズム」だと勘違いした人たちがいた。
ルッキズムとは見た目が何よりということだ。
例えば、人相が悪いから性格も悪いはずだと決めつけるなどの外見主義のことだ。従って、美しい顔に似合わない言動だとこき下ろすならともかく、美しい顔で怒っているというのは全然ちがう。
あれは、相手が真面目な話をしているのに揶揄したのだ。真面目な話をしていれば、時には厳しい態度になる。そこに漬け込み、怒って美しい顔が台無しになっていると侮辱するわけだ。
『スターウォーズ』の一作目「エピソード4」にあった。
銀河帝国のターキン総督がレイア姫から「ダースベイダーを操っているのは、やはり貴方でしたか」と言われ、その怒っている顔を「美しい」と言う。褒めているのではなく侮辱しているのだ。

まったく最低である。
こういうことは、もともと下品な男が言うことだった。
それを女性がやらかしたのだ。それも大臣としての立場から。活劇映画の悪役と同じ調子で。男社会に迎合することで出世した女性に、よくあることだ。



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