共産党のポスターはひどすぎる少し参政党を見習うべき
- 井上靜

- 7月22日
- 読了時間: 3分
共産党は選挙で埋没した感があるとマスコミから指摘されていた。
これは共産党が減税や財政の政策を立てて選挙で公約していたにも関わらず、他の党も同様の政策を言い出し、しかも他党は独自性を訴えたのに対し、それが共産党に無かったので目立たなくなったというわけだ。他に比べて共産党が最も緻密な政策であったのに。
これだから惜しいとか残念とか言われた。
政策をとやかく言う人がいる。
そんなこと言う人は、自分が共感できる政策に近い政党に投票すればいいだけで、共産党に限らず自分の希望と違う政策の党に言うことではない。
だから共産党の問題は選挙の対策である。政策の中身ではなく政策を上手に訴えていないから支持が集まらない。参政党は政策が良いから支持されたのか。違う。参政党の支持者に参政党の政策についてどう思うか訊いたら、知らない人ばかりだった、という事実がある。
参政党のポスターは顰蹙を買っていた。
「日本を舐めるな」とか「政治はロックだ」とか、ふざけるなと言われていた。しかし、そうなるのはポスターが目について読まれたからだ。ポスターを貼っても気づかれないとか、どこの党のものだという以外サッパリ印象に残らないのでは、悪口すら言われない。何気なく通りすがった人の目に入り顰蹙を買ってもらえる程度には上手くいったポスターということだ。
そういうことが共産党は特に少ないというか、ほとんど無い。
昔から共産党のポスターはセンスが悪かった。
それを知り合いの共産党所属議員に言ったことがある。富士山の写真を背景にしていたり。これでは自衛隊のイメージだと言ったら、富士総合火力演習とかではなく、富士山は日本の象徴だからだそうだ。なら天皇をポスターにするのか。やれば変な意味で受けるかもしれないが。とにかく富士山は、ただアイデアが無かったから無難に風景写真という程度のことだったはずだ。そんなポスターばかり。
なので貼っても印象に残らない。

共産党のポスターはデザインもレイアウトも素人臭い。
あれは如何にも、昔の映画で花沢徳衛が演じていそうな町工場の親父みたいな人に、いつも共産党を支持してくれるから、というだけの義理と人情で発注してやり、しかも構成まで丸投げして、素人臭くて感覚も古いポスターになった、という感じがする。おそらく貼った効果など考えていないだろう。
一方、参政党のポスターは、おかしなコピーが顰蹙を買う程度の注目を集められたし、あの構成からしてプロの仕事である。政策の中身はひどいが、イメージ宣伝にはしっかり金をかけている。その点を共産党は少し見習うべきではないか。



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