前に投資で大損した話をした。
もともと投資とは余剰があるからすることだ。失敗しても損しただけで、死活問題ではない。また、賭博ほどではないが遊びの感覚でもある。それなのに、生活費が乏しいから投資をしろというのは非常識だ。
ところが非常識を日本の政府が説いている。
やって当たり前の経済政策がおろそかだから国民の収入が増えないどころか減っているのに、それを補うため投資を推奨した。これはあまりにも無責任だと批判されていた。
これで思い出したことがある。
かつて苦学生だった当時のこと。
いわゆるバイト先というところで、フリーターのヤンキーもいた。そいつらは、自分が学業不真面目だったため入れない大学に通っている学生に対して嫉妬していた。それと同時に優越感を持っているように見せかけていた。そして「勉強なんて無駄」とか「俺はもっと成功することをやっている」とか言って無理していた。
では、そいつら何をしていたのか。
例えばアムウェイである。
これはカルト宗教的に信者のような会員を集めて洗脳みたいにして成功するのだぞと刷り込む。そして洗剤などを売らせる。マルチ商法の代表格とも言われている。同種の団体は他にも色々とある。
「おれの通帳が百万越えたら見せてやるよ」
そう大威張りで言っていたが、ついに見せてくれることは無かった。そもそも、始めて暫らくして既に百万を超えていて、この調子でもっと稼いでやるというならともかく、そうではないから滑稽なのだが、当人には自覚できてない。
そんな日本人が多いと自民党は勘違いしているのだろうか。
むしろ自民党がヤンキー化しているのではないか。それで、真面目に政策を作らないから不備があって、それなら投資をすればいいとテキトーに言っている。そういうことだろう。