マリーアントワネットと皇室と朝日新聞と統一協会
- 井上靜

- 2024年8月4日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年8月4日
フランスのマリーアントワネットを題材にしたパフォーマンスが話題だ。
首を切られたマリーアントワネットが手に持つ頭部が語るという、まるで『マジンガーZ』のブロッケン伯爵になっていた。

日本で革命が起きたら美智子妃もマリーアントワネットみたいになるのか。
これを実家の正田家の人たちが心配したと伝えられている。これを基に皇族たちが斬首で皆殺しになる小説『風流無潭』が書かれた。これは革命の恐怖を描いたと作者の深沢七郎は言っていた。
それなのに、朝日新聞の天声人語が不敬だと激しく非難して焚き付け、右翼が版元の中央公論社長宅を襲撃して殺人事件になった。
つまり朝日新聞の皇室万歳は戦後も変わらずで、しかも右翼テロまで煽動したわけだ。
そんな皇室万歳の朝日新聞を非難しているのが統一協会である。
もちろん韓国の団体だから。実に当たり前のことだ。このカルト団体と直接的な関係を持っていた上智大学教授の渡部昇一といえば、障害者差別やらナチズム肯定やらの発言とともに朝日新聞の悪口も売りにしていた。当時、上智大学内でもよく話題だったそうだ。カトリック系の大学なのに、ということ。また、皇室に関わる話で根拠のないことを公言したと宮内庁から抗議を受けたこともある。
朝日新聞の悪口で暗い情熱を燃やす井沢元彦らも統一協会系ということ。
その内容は突き詰めて行くと同じことだから、やはり統一協会系列である。これは、渡部昇一のように関係を公言して、統一協会員も渡部昇一との関係を語っていた、という事実に基づく親密さとは違い、直接の関係は一切無いとか、当人にその意識が無いとか、そういうことであっても、事実上そうなるのだ。
とにかく、朝日新聞は皇室万歳であり、朝日新聞を非難していた人たちが統一協会と全く同じスタンスであること、この両者は微動だにしない事実である。



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