プーチン大統領が広島・長崎に原爆攻撃の米国を批判したことについて
- 井上靜

- 2022年11月8日
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ロシアのプーチン大統領がアメリカの原爆投下を批判した件。
これは先月の27日にモスクワで開かれた国際討論フォーラム「ワルダイ会議」でのこと。ウクライナ侵攻を巡る核兵器使用の可能性などについて質問に答える中で言及した。
広島と長崎への原爆投下は「軍事的にはまったく必要なかった」「米国は非核保有国に核兵器を使った唯一の国だ」と批判したうえで、米国の領土の一体性や国家主権に対する脅威はなかったとし、また当時の日本には既に反撃する能力もなかったのだから「事実上、一般市民を核攻撃した」と指摘した。
さらに日本の教科書は「連合国側が原爆を投下したと書いてある」と述べ、「学校の教科書にさえ(投下したのは米国だという)真実が書けない」と主張した。
これは、今になってプーチン大統領の見解として述べられたことではない。
なぜなら、ソビエト時代から教科書に記述されていたことであり、この教科書をプーチン大統領も学校で使っていた。
アメリカが戦後に優位さを示すためには原爆を使用することが有効であると考えたはずで、それ以外の理由は考えられないと指摘していた。

このようにソビエトの教科書が指摘していたことは、日本でも一部で報道されていたが、そのことを発展させた議論は無かった。
だから知らない人もいるにしても、それでは困る。前にアメリカのオバマ大統領らが原爆投下と爆発の映像を見て拍手喝采するなかで、一方プーチン大統領は十字を切って犠牲者を忌む意思を示した。このことが驚きをもって報じられたのは、マスコミの劣化の表れである。驚くことではなく当たり前のことであると認識できなかったのだから。
ただ、あの当時、そういうことを取り上げたら攻撃され、そんなことをする勢力の中枢に巣食っていたのは他でもない統一協会だったのだ。



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