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  • 執筆者の写真井上靜

プロ野球の開会式で芸能人が国歌「斉唱」したと言う人たち

 プロ野球が開幕した。

 その試合前の儀式に芸能人が登場し、国歌を唄ったり始球式で暴投したりする。国技でもないのに国歌なんてと言う人もいるし、プロ野球なんて所詮は「パンとサーカス」という指摘もされている。

 もっとも最近でパンが無くなってきて、ケーキどころかブルーインパルスでも見物して気を紛らわせよと政府が言っている。

 その問題は別にして、その国歌を芸能人が「斉唱」したと言う人たちが少なくないから滑稽である。



 こんなこと言うまでもないが、あれは「独唱」である。

 誰かが歌い手となって、それを拝聴するのだから。そうではなく観客らも一緒だと、一斉に歌う「斉唱」である。

 こういうことをインターネット上では「ネトウヨ」がやらかす。日本語を間違える自称ナショナリストという滑稽さだ。


 しかし政治家にも森喜朗もと首相という同類がいる。

 この人は、スポーツの壮行会で自衛隊の音楽隊に所属する歌手が唄っているのを選手たちが拝聴しているのに激怒し、なんで歌わないのかと勘違い非難のうえ説教し、外国メディアから「独唱」のアナウンスを聞き逃したらしいと言われていたが、国内では、彼のことだから「独唱」と「斉唱」の違いを知らないのだろうと言われた。

 こんな恥を、もと首相がさらした。


 文科省は学校で強制することを正当化している。

 あれは国際的なマナーを躾けるためと言っている。それなら、授業で教えるべきである。そうすれば正確だし政治的に中立でもある。

 そうしないのは、服従の道具に利用しているだけなのを誤魔化しているからだ。その証拠に、強制に特に熱心だった元文部大臣の森喜朗は、独唱も斉唱も解らず外国にまで恥を曝して平気でいるのだ。

 ここまで日本は落ちぶれたということである。

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