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フランシスコ教皇に余計な弔辞する小池晃議員の軽率さ

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 4月24日
  • 読了時間: 3分

 フランシスコ教皇の死去に西欧を中心に政治家が弔辞。

 日本では一部の信者しか関心が無いことだ。それなのに共産党の小池晃議員が弔辞をSNSに投稿した。

 「フランシスコ教皇は、2019年に長崎で核兵器廃絶を訴えられました。東日本大震災・福島第1原発事故被災者とのつどいでは被災者への支援と原発廃止を支持する発言も。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、ガザ攻撃についても、平和的な解決を訴えてこられました。 安らかな眠りをお祈りいたします。 」


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 「是々非々」のつもりかも知れない。

 けれど、フランシスコ教皇は、それらの発言をする一方で共産主義に対する憎悪を煽っている団体のトップであるという事実を忘れてはならない。この点では統一協会と完全に同一である。もちろん、統一協会の幹部であろうと、それとの癒着関係が原因で被害者に殺害された安倍晋三もと首相であろうと、誰に対してだって人の死には追悼してもいい。

 しかし、もし質問されたら、その時は、誰であっても同じく社会的儀礼として「ご冥福をお祈りします」とだけ言えばいい。

 余計なことは言うべきではない。政治家なのだから。


  余計なことを言うからツッコミ入れられる。

 「宗教は庶民の阿片」というマルクスを信奉したり、敵視はしないが非宗教であるとしたり、そうしながら都合良く宗教を政治利用する日本共産党、などと議員ではなく党が非難されてしまった。

 また、これは「党員の中には信仰を持つものもいる」というのとは次元が異なる話だというもっともな指摘もあった。

 さらに、 そしてカトリック教会の膨大な罪を見て見ぬふりなのか、魔女狩りや十字軍など悪行の限りを尽くした過去のことだけでなく、その後も権力にすりより反共で社会改革の妨害をしつづけている宗教の親玉を肯定するのか、というカトリックに対する厳しい指摘に基づく批判もあった。

 

 もともと小池晃議員は軽率さが問題だった。

 例えば、小池晃議員は暴力的だと告発されている正にその名も「しばき隊」のTシャツを着ていて、その写真を撮られて批判されたこともあるし、今では委員長の田村智子議員に間違いを指摘されたとき、間違ってないと言って人前で感情的になってしまい、ほんとうに間違いなかったとしても褒められたものではない態度をとり、しかも後から確認したら間違っていたことが解ったと非を認めて仕方なく謝罪するという醜態をさらしたこともある。

  こんな人だから、またやらかしたと言われるのだ。


 だいたい、教皇はどんな立派なことをしたのか。

 報道によると、教皇は貧者や弱者に寄り沿ったそうだが、それは具体的には何をしたのか。同情や励ましの言葉か。そういう問題こそ政治家がとりあげないといけない。それをせずに人気取りで宗教に媚びるのは堕落である。

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