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  • 執筆者の写真井上靜

テレビ番組を作っている人はインタビューされる人と同程度

更新日:4月13日

 もともとテレビの該当インタビューなんて意味がない。

 それなのに、大学生が政治に関心がないから選挙に行かないと言っている様子を放送しているのを見て、ダメな若者だと言って怒ったり呆れたりしている人たちがいる。そんなのは「仕込」と言われるテレビのヤラセなのに。

 テレビはほとんど全部そんなものだ。



 それで政治のことも「若者は無関心」という紋切り型にする。

 本当に無関心の人は少なからずいるけれど、あまりに紋切り型が放送されている。なぜかというと、そういう発想しかテレビ業界人には出来ないからだ。

 テレビの製作会社に勤めている人などひどいものだ。前に呆れさせてくれた男は、親戚のコネで就職したそうだが、製作会社で働く人たちが、なによりまずインタビューされている大学生と「どっこいどっこい」である。


 だから、そんな紋切り型の内容が放送されるのだ。

 というより、そんな御粗末しかできないのだ。そんな内容にするよう上から指示されるから当然そうするけれど、では自分で意識を明確に持っているかというとサッパリである。だから上から言われたとおりにするし、それ以外に何か追及しようという気も起きない。

 これでは、気の利いた話をする人がいても、その人にインタビューしたところで理解不能だ。


 この構造を知らない人が、インタビューされる若者に呆れる。

 つまり、政治で言えば、政治に無関心の人が番組を作っているから、政治に無関心の人しか相手に出来ないのだ。そして選挙に投票しても変わらないと思うと言う人たちへのインタビューが放送される。そう思っているのは番組を製作している人の方である。

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