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  • 執筆者の写真井上靜

グーグル社の中国とイスラエル贔屓

 グーグル社の経営が問題になっている。

 米国のグーグル社が、イスラエルとのクラウド契約に抗議する従業員28人を解雇したそうだ。イスラエルによるガザ大虐殺にからみ、責任者と面会を求める社員が座り込みをしたことも報じられていたが、ついに社員放逐にまで至ったわけだ。

 他にもグーグル社は国際的問題を起こしている。


 中国とのこともある。

 中国では、米国のプロバガンダや情報操作を警戒しているので、インターネット上でも規制をかけている。これは当然の警戒だが、国家権力による規制は言論の自由などの問題になるので、グーグル社としては自由の尊重を優先すると表明してきたはずだ。

 ところが、結局は中国の意向を受け容れたグーグル社。米国の手口があまりに汚いということではなく、中国の巨大な市場に旨味があるということらしく、かなりの批判があった。

 そうしたら、今度はイスラエルの件だ。



 前にグーグル社のやり方が酷すぎるという記事を雑誌に書いた。

 これを読んでくれた人なら解るはずで、既に日本でも怒っている人たちがいるというのが実態である。そういう記事だった。

 また、いい加減な情報に無頓着であり、これにより現実とは違う世界がインターネット上だけに出来上がってしまっている。


 グーグルマップやストリートビューで顰蹙も買っている。

 前にグーグルマップで、公的機関の場所がここだという所が空き地で、移転したのかと思ったら地図が100メートルほどずれていた、という困ったこともあった。またストリートビューは人がいた場合は映っている顔に自動的にボカシがかかるけれど、それ以外でも干してある洗濯物とか写されたくないものがあって苦情が出たりしている。

 それでも有用性を認める人は、撮影のさい告知すればいいと提案する人もいる。ちょうどチリ紙交換のように拡声器で「毎度おさわがせします。こちらはグーグルです。ただいまストリートビューの撮影をしています。写りたくない人や物は隠すようにおねがいします」と言いながらクルマを走らせるべきだ、と。


 とにかくグーグル社は、優れた手法の数々で先行していたライコスなどを駆逐したが、それで巨大化すると、当然のことかもしれないが、困ったことをするようになったのだ。

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