いしだあゆみ死去
- 井上靜
- 3月23日
- 読了時間: 2分
更新日:3月23日
歌手・俳優いしだあゆみ死去で思い出した。
『ブルーライトヨコハマ』という歌が大ヒットして彼女は有名になったが、これは曲を付けた筒美京平にとっても出世作となった。それで受賞式に来ていしだあゆみを祝福していた。この様子はテレビに映っていた。
それを忘れて、筒美京平とは集団ペンネームだと勘違いして言う人がいた。その後、筒美京平はマスメディアに姿を曝すことをしなくなり、様々な歌手たちの歌に曲をつけた名義は頻繫にマスメディアに登場していたからだ。

三枝成彰はマスメディアに出てばかりいた。
タレントみたいにテレビに出ていたのは出演料を貰えたからで、雇っている事務員の給料のためだと言っていた。また、この当時三枝成彰が週刊誌から、様々な芸能人の女性と浮名を流していると騒ぎ立てられていた。
その中で、いしだあゆみだけは実際に交際していたと言っていた。他は付き合ってなどおらず、個人的に会ったこともない女性の名まで誌面に出ていた。
後で知ったが、芸能マスコミにいしだあゆみのファンがいて、その人が嫉妬して嫌がらせするつもりで流したのだった。そんなまさかの動機だったので、三枝成彰としては想像を絶することで、どうしようもなかった。そして、いしだあゆみに不信感を持たれて仲が壊れてしまったから悔しかったと言う。
そのさい三枝成彰は騒ぎ立てられも毅然とした態度だった。
なぜなら、本当でも嘘でも、付き合っていると言われて恥ずかしがったり怒ったりしたら、そんな女性だと思っているという意味になってしまうから、そんな失礼なことはできないということで、本当は不愉快だったけれど堪えていたと言う。
だから、週刊誌に騒がれて怒っている人たちは、やましいから毅然としていられないのだろうとも言っていた。例えばビートたけし。週刊誌に文句を言いに行って喧嘩になって暴力行為などで逮捕され有罪判決を受けたが、これは法的に正式な配偶者と険悪になって他の女性と親密交際していたことを週刊誌に追及されたからだった。
あと三枝成彰がいしだあゆみとのことで言っていたのが面白かった。
芸能記者たちに取り囲まれると彼は言った。付き合っていることで何が訊きたいのか。要するに、結婚するつもりなのか、肉体関係があったのか、ということだろうけれど、十代のアイドルとかならともかく二人とも離婚経験者なのに今更そんなこと訊いても意味がないでう、という趣旨だった。
なるほど、その通りだと思ったものだった。
Comments