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「選択制夫婦別姓」で、また空々しい日弁連

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 1月29日
  • 読了時間: 2分

 日弁連の広告が、今度は「選択制夫婦別姓」である。

 「『選択制夫婦夫婦別姓制度』を身近なものと感じていただけるよう、特設ページを公開しました。ぜひ、ご覧ください。」とSNSで呼びかけていた。


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 これは、自民党ら保守派の猛反対にも関わらず、ついに国会で議論されそうになったという段階でのことだ。自民党政権でも首相らが前向きになっているから。

 そうでもないと、こんな広報を日弁連がするはずない。情勢を見て、波に乗ろうとしてのことだ。日弁連として明確な信念をもってのことではないはずだ。


 もともと日弁連は、何に対しても、そうだ。

 なにやら進歩的な態度をとっていれば得しそうだとか、前向きで進歩的だと思われそうだとか、そういう場合に、それらしい表向きのアピールをことさらして見せるだけ。

 いつもは、自民党政権にすり寄って、政権に批判的な人たちを組織的に迫害している。危険な法案に反対したり批判したりしながら、それによって権力から迫害されている市民を助けるどころか、権力の側に付いて一緒になって迫害してきた。

 これも日弁連の信念ではなく、権勢に媚びているだけのことだ。


 つまり日弁連は商売しか考えてない。

 そのために、常に権力に迎合し、権力の側から市民を迫害し、そうすることで安泰でいられ、闘わずに済み楽していられて、そればかりではさすがに弁護士の団体として不味いから、安心してアピールできる時だけ人権を尊重して働いているように見せかけたがる。

 これを目の当たりにした市民からの批判が昔からあるけれど、それを避けるため更に同じ空々しい偽装のアピールを繰り返す。それで今回はというと「選択制夫婦別姓」をネタにした。あくまでネタにしているだけ。もともと何の関心も持っていない。


 こうなるのは司法試験の体質である。

 もちろん、裁判官か検察官になる人は、司法試験を公務員試験と同じにしか考えてない。だから怠惰または悪徳な官僚と同じになって当然のことである。

 これが在野の弁護士も同じなのである。だから権勢に媚びてばかり。そんなのであることを堂々と宣言しているのであれば少しはマシだが、それではむしろ商売に悪影響を及ぼすから、上辺だけ飾る偽装をする。

 そうしたら、今回は「選択制夫婦別姓」で、今さら何だというアピールである。この実現のため闘ってきた人たちを支援したか。迫害する自民党の応援ばかりしてきたではないか。

 みんな日弁連なんかに騙されてはいけない。


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