「報道の自由度」のまやかし
- 井上靜

- 5月5日
- 読了時間: 2分
日本の報道自由度が66位だった。
G7で最低なのだそうだ。政府と企業が主要メディアの経営陣に圧力をかけることが常態化しているから自由度が低いという結果になった。
しかし、これを決めているのは、パリに本部を置く「国際ジャーナリスト会議」であり、ここが発表した結果だけ報道され、この団体が何なのか、公正なのか、などがマスメディアで検証されることはない。あのインチキ人権団体アムネスティと同様に胡散臭い。

中国が178位、北朝鮮は179位。
行った人たちも認めている事実がある。報道の自由度が低いのは政府がメディアを規制しているからだ。
ところが、このため欧米日本と違い、アメリカの通信社が報道と見せかけて垂れ流すプロパガンダが入って来ないうえ、規制を正当化するため反証も出しているので、むしろ国民は真実を知っている。
報道の自由度というランキングの実質とは何か。
要するに世論に対するCIAや、その民間下請けであるNED(全米民主主義基金)などの浸透ランキングということだ。だから見事に「報道の自由度」の上位はG7であり、上位の国々ほどロシアに対する反感が強いなど、プロパガンダの浸透と報道の自由度とが正比例している。
この点では、日本の「報道の自由度」は高く、政府が対米隷属だからだ。
日本の報道の自由度がG7中最低なのは政府などの圧力が常態化しているから。
というけれど、それはあくまで無能な政治家らの自己保身など小さい悪事でしかない。国際問題では政府が対米隷属だから、アメリカのプロパガンダがストレートに流入し放題である。それで報道の自由度が中国・北朝鮮より高いということでしかない。
これで、何が報道の自由度なのか。何を以て報道の自由度なのかということが、先ず問われるべきである。



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