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「キージェ中尉」のような非実在の警官に責任転嫁する兵庫県警の疑惑

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月10日
  • 読了時間: 2分

 先日は、裁判所に行きかけて、携帯電話に中止の連絡があり、途中で戻った。

 後で聞いたら、担当判事が体調不良で欠勤とのこと。書記官があちこち電話して謝っていた。最初は被告が死んだのかと思った。もちろん嘘の死で、もともといない人をでっち上げ、後で死んだことにして解決する常套手段があるけど、それかもしれないと。


 この事件の被告は、警察が不正を働いたさいの担当だった。

 それで、実在しない人をでっち上げて責任者にしている疑惑が持たれていたのだ。つまり架空の警察官とは『キージェ中尉』みたいな者だ。

 ロシア皇帝を怒らせた側近たちは、キージェ中尉という実在しない人の責任にしておき、後で死んだことにして、皇帝が同情して葬式をあげてやれと言ったので、元々居ない人の葬儀を空の棺桶を担いで執り行う。権力に振り回される風刺劇だ。



 問題になっている架空の警官「田中」をでっち上げた疑惑。

 しかし、その弁護士は実在すると主張した。ところが証拠がない。また、その弁護士の話も内容から疑惑が深まるばかり。例えば、その弁護士が裁判所に提出した書面によると、警察手帳を提示したから間違いないというけれど、本当はIDというべきものを提示するものだ。そうだと警察官も言っていて、見せてもらったことがある。写真付きで、官名と職名と所属が記載されている。警察手帳を提示するのはテレビの刑事ドラマである。こんなこと警察官の代理人をしている弁護士が解らないわけがない。だから嘘だったのではないか。


 裁判官の体調不良ということで、この裁判の続きは四月の下旬に延期となった。



 ちなみに『キージェ中尉』という話にはプロコフィエフが音楽を付けている。旧ソ連の作曲者で、ロシアではなくウクライナの出身であったことは先日の話題である。

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