8月26日の東京高等裁判所また異常
- 井上靜

- 8月28日
- 読了時間: 4分
更新日:9月26日
8月26日の東京高等裁判所。
この国家賠償請求訴訟は、東京地方裁判所の飛澤知行裁判官が、判決文に虚偽を記載した問題である。
ここでは名を伏せる(裁判書面には実名が記載されている)女性の弁護士が言った「五十代のハゲオヤジの制服警官が、拳銃と権力で脅し、スマートフォンを調べると称し、親の前で未成年者の女の子を羽交い締めにして胸と腰のポケットに手を入れまさぐっているなんて、想像するだけで身の毛がよだつ」ということ。
この弁護士が言ったことの基になっている警官の暴虐、これらが裁判で問題になったら、上記の裁判官が勝手に「裁判所の許可を得て着衣を調べた」と判決文に記載してしまったのだった。そんなことは警察の関係者でさえ言ってなかったし、そもそも現場の警察官が裁判所の許可を得たとは、どういうことなのか。裁判所が着衣を調べる令状を発行するものなのか。そんな話は誰も聞いたことがない。それに、スマートフォンを出して見せろというならともかく、力づくでポケットに手を入れるなんて、あってはならない。

それで国家賠償請求訴訟で追及することになった。
ちなみに、その女性の弁護士は、怖がって訴訟に参加することは拒否した。
さて、そんな「裁判所の許可を得た」なんてありえないが、この確認のため、暴虐をふるった田中という平凡な姓の警官の勤め先である兵庫県警東灘警察署(警官による告発本『交番のウラは闇』第三書館刊の舞台として悪名高い)に対して裁判長から調査嘱託をするよう申し立てたが、大須賀寛之裁判長らは「必要がない」とした。
では、もっと具体的な「文書送付嘱託」の申し立てをしたが、それは拒否したうえ、異議の記録も拒絶した。先の調査嘱託申し立てでは異議を記録したのに、なぜかと質問したところ、大須賀寛之裁判長は原告に対して退廷を命じ、あらかじめ法廷内に控えていた裁判所職員たちが強制排除のうえ書面のPDFファイルを見るために原告が持ち込んでいたタブレットを破損させた(これは別に損害賠償請求訴訟とする予定)。
また、大須賀寛之裁判長の両側にいる陪席裁判官はどちらも女性であった。
この近藤紗世裁判官と北岡憧子裁判官は、問題になっている女性に対しての性暴力が問題になっているというのに、その話のさい裁判官席から見下ろしながら笑っていたのだ。
まったく、杉田水脈みたいな女性ということである。どちらも杉田水脈よりずっと若い女性だが、権力志向ということだ。
この間に、大須賀寛之裁判長は勝手に裁判を終結させてしまった。
そして判決文に、訴えの内容だけ記載して、この訴えには理由がないから棄却するとだけ書き加えていた。事実の認定と法的な判断は一切なかった。これでは判決文ではない。
それで控訴していたが、出てきた法務省の官僚たちは、とにかく一審の判決を維持するように求めるだけで、まったく具体的な抗弁などをしなかった。それを今度の裁判長も聞き入れ、この26日の初回だけで打ち切り判決にすると言い、「では判決文を受け取るから判決の言い渡しのさい法廷に来る」と言ったところ、裁判長が嫌そうな顔をして「そうですか」と言った。当事者と傍聴人たちの前で言いたくないくらい、それだけやましいということだろう。
ただ、大須賀寛之裁判長が提出された証拠を調べてなかった事実は認めた。
それくらい、ずさんな一審だったということだ。それでいて、話に踏み込むことは絶対に避ける。避けているのに「今日までに再び調査嘱託と文書送付嘱託の申し立てをしていたら考えても良かった」と空々しいことを言った。強引に打ち切って異常な一審を維持しようとしながら。警察の記録を裁判所が調べたら確実に判明するが、それを絶対に避けたいのが見え見えなのに。
すぐ法廷で感情的になることで呆れられている飛澤知行裁判官や大須賀寛之裁判官も最低だが、空々しい嘘をつくのも最低である。
この判決は10月16日の木曜日に、東京高等裁判所の825号法廷で、午前11時45分から言い渡しがある。
みんなで睨み付けに行くが、これでストレスによる眼底出血などになり倒れた裁判官は結構いる。裁判官は自分のやましさを誰よりも感じているからだ。
もちろん内容はひどいものであると容易に予想できるが、具体的にはその後に報告するので、乞うご期待である。



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