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伊藤詩織さんを英雄視する左翼などいない

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年10月27日
  • 読了時間: 3分

 どうせ「ネトウヨ」の戯言とはいえデタラメはいけない。

 あの伊藤詩織さんを「左翼の英雄」と言っている人たちは、現実を見ていない。たまたま加害者が「安倍晋三ベッタリ」と言われる男だったことが影響したらしく、そこで警察組織の頂点にいる男が捜査に圧力をかけたことが問題になったから、そんな男に持ち上げられる安倍晋三という批判が起きただけである。そこに伊藤さんは関係ない。

 

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 おそらく杉田水脈のような人がいるから誤解するのだろう。

 そういうのに対して、自民党の御用である三浦瑠麗さんも批判していた。伊藤さんに落ち度があったなどと言う人がいるけれど、仮にポケットから財布がはみ出していたからスリにとって簡単だったとしても関係ないという喩えをして「窃盗は窃盗」と指摘していた。

 また、伊藤さんは、左翼はもちろん「人権擁護運動団体」の支援も受けていなかったそうだ。

 あの性暴力の被害を訴えた元自衛官の女性に対しても、自衛隊を批判する左翼に利用されると的外れな非難をする者がいたけれど、これに対して自衛隊賛美のミリタリーオタクでさえ「もっと自衛隊にちゃんとした自浄能力があれば良かっただけのこと」と当然の指摘をしていた。

 それだけではない。


 これは左翼の団体にいた人が指摘していたことだ。

 その人は極左と呼ばれる団体に属していたが、その内部で大変な問題が発生したため内部で対立し、このため支部ごと脱退した所があり、そこに彼はいたそうだ。だから一部では付き合いが続き、一部では絶縁状態である、それでよく知っているそうだけれど、ハッキリ言って「嫌な奴」が多いとのこと。

 当然ながら権力と必死で闘う人を応援するなどの義侠心は無い。これは自分でも防衛医大病院のことで自衛隊と国を相手に裁判をしたさい体験した。被害については嘲笑し、勝って賠償金が入れば集って無心する。そして断られるとネットで嘘と悪口。ほとんど全員が自他共に認める「左翼」の連中である。これに警察官が「しかし、その連中が小物過ぎるという以前に一見しただけでは意味不明だから逮捕とかは考えていない」と言った。あまりにバカっぽいということだ。

 その程度の連中である。ただ、相手が女性だと、もっと醜いことをする。


 この、自他共に認める左翼たちの啞然とする会話、すでに知っている人もいるだろう。

 「詩織のやつ山口にやらせたんだから減るもんじゃないし俺にもやらせてくれないかね」

 「そんなことしたら、お前のムスコが山口のムスコと同じ穴のムジナになっちゃうぞ」

 (二人で)ギャハハハ。

 まったく杉田水脈にも劣る悪ふざけだが、注意した人は殴られた。それで「人権擁護運動団体」を去った。


 そんな実態だから、ネトウヨなどは左翼を買いかぶっている。

 これは過大評価というより現実を知らないというべきだろう。権力と闘う人を利用する知恵が無いという以前に根性が悪すぎて、政治的な目的を追求するより自分の劣情を満たすために嫌らしいことをしたい方が優先となってしまうのだ。

 しかし、実際に見ないと信じられないかもしれない。想像を絶するとは、まさにこのことだからだ。

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