top of page
  • 執筆者の写真井上靜

れいわ新選組に質の悪い支持者が多いわけ

 れいわ新選組に質の悪い支持者がいて、その中には特定個人に対するデマを流布する者までいるが、しかも前から裁判沙汰を含めて迷惑行為をしているので有名な人だったりして、かなり深刻である。

 この多くは、前は小沢一郎をネタに共産党を誹謗していた連中で、今度は山本太郎をダシにして立憲党を中傷している。

 こういう劣悪な支持者は、アイドルのコンサートでステージの最前列に陣取り変な動きで下手な合いの手を入れる迷惑なファンと同じだから、排除しないと悪貨が良貨を駆逐する結果になる

 そもそも、議員と違って首長は特定党派だと政策が偏る。維新の会が独善性を発揮して排他的になっている大阪を見れば判る。

 そうならないように、よく国政から転じる人は離党している。それで公正にやっているかは別として、石原慎太郎と舛添要一の両都知事も、世田谷区長の保坂展人も、国会議員だった当時は政党に属していたが首長選挙に出るにあたり離党しているし、森田健作は嘘だったが国会議員から知事に転向するさい表向きは無党派になっていた。

 ところが、山本太郎は政党の代表者でありながら、議員に返り咲きではなく首長選挙に出ることにした。個人的に党員で、政党からは非公認で無所属というのはあるが、それとは違うので問題だと指摘されている。

 そして具体的に問題を起こした。山本太郎は国政レベルの政策で自分に合わせることを絶対条件に都知事選の話をした。

 こんな非常識では立憲党が乗らないのは当たり前で、共産党は知らされてもいなかった。

 それなのに、山本太郎は立候補し、立候補だけなら勝手だが、ここで各野党と話し合ったのに立憲党のせいで足並みがそろわないというデマが流されて、これを質の悪い支持者たちが「正しいに決まっている山本太郎に合わせないのが悪い」と横柄に独り善がりを言い出した。

 これは山本太郎の独善なのか、それとも乗る気が無い話なので無理な話を吹っ掛けたのか、どちらかは不明だが、もとは消費税の率を下げる件だから、まず都政ではなく国政であり、また減税自体は良いとしても税制度全体の均衡などの課題について議論しなければ決められない。

 それを闇雲に「減税」と叫び勢いに任せて人気取りに出ると危ない。これは河村たかし市長の名古屋を見れば簡単に判る。そんな減税ポピュリズムに、二番煎じというか柳の下のドジョウというかで乗るわけにはいかない。しかも都政と国政を混濁してのこと。

 つまり、冷静に考えれば滅茶苦茶であるのに、それを考えず質の悪い活動をして質の悪い支持者が寄って来て、ニワトリとタマゴどちらが先かとなっているのが、れいわ新選組の現実である。今が正念場で、この先どうなるかだ。まだ解らないが、ダメな可能性の方が高いだろう。

閲覧数:249回0件のコメント

関連記事

すべて表示

Comments


bottom of page