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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月26日
  • 読了時間: 2分

 大相撲の舞の海だった人が野村證券などを相手に訴訟を起こした。

 この記者会見によると、もと舞の海は引退後の商売がコロナウイルス禍の悪影響を受けたので代わりに投資を始めたのだが、そのさい違法性まで疑われるものに大金を払わされたということだった。しかも、もと舞の海の事務所の顧問をしている税理士が野村証券で確認をしたところ問題が無いとか大丈夫とかいう話だった。

 つまり、顧客に対して堂々と嘘をつかれて多大な損害を被る目に遭わされたのだと、もと舞の海は主張している。



 舞の海は引退後の商売が話題になっていた。

 そして今度は投資ということで、事務所を作り顧問の税理士も雇って、いかにも学生相撲の出身者らしいというべきか。ところが、大手の証券会社が、そこまでやるかということをしたから被害に遭ったと訴えているわけだ。

 ただ、最近は他にも証券会社の従業員が犯罪行為をして騒ぎになっているから、もともとその会社や業界の体質が指摘されていたけれど、それが行き着く所まで行ったということなのだろう。


 これは、かなり酷い話である。

 そこまで酷くなくても、安心して投資できるように助言するなんてのは建前だけで、実際にはカモにしてやろうとして、なりふり構わずなのが現実である。

 この話は前にしているが、自分が投資のことで三井住友銀行の担当者から聞いたのによると、よく証券会社などが顰蹙を買っているのと銀行が同じではいけないということで、客が望んでいないのに手数料稼ぎのため買い替えを勧めるなどの行為はしないように、組織の上から「お達し」があったそうだ。儲け主義の証券会社と違って銀行の投資部門は強引なことはしないということで安心と信用を得ないといけないからだ。


 ところが証券会社と同じ銀行もある。

 とくに旧東京都民銀行は証券会社なみに投資部門に力を入れているが、それで強引な買い替えをさせたり、客が購入を希望している投資信託などの商品を駄目だと強弁して、確実に損をすると言っても過言ではないものを強く勧める、ということを繰り返す。

 あまりに酷いのですべて解約したが、銀行がそこまでやるとは思わず、自分の甘さを思い知った。もと舞の海も、そこまで酷いとは思わなかったのだろうが、やはり自分の甘さに原因がある。

 

 

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月25日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年3月25日

 「信じて貰えないでしょうが」

 オウム真理教事件の教祖は逮捕されて言った。「目が不自由な私に、こんな大それたことができるでしょうか」と。

 これをマスコミは、逃げを打っていると無理な解釈していたが、言葉の内容からすると、そんな信じられないことを自分はやったのだぞと誇っている。

 この教祖は弱視だった。そのため普通の学校に行きたかったが、叶わなかった。



 それよりしばらくのちのこと。

 障害者の子供を普通の学校で受け入れるべきだと運動している人達が、これを学校に働きかけるようになった。しかし文部省が決めたことに逆らうと教職員は処分されるので、拒否されてばかりだった。

 その中で、ある全盲の女の子が小学校に入学させて欲しいと頼み、付き添っていた支援者が補佐すると言ったのだが、これに対して校長が、それなら可能ではあるけれど、障害者は障害者のための学校でないと入れてはならないと決められているので、盲学校に入ってくださいと涙ぐみながら言っていた。

 この様子がテレビで取り上げられ、放送を見た人たちも涙ぐんだり、日本の制度はなんと冷酷なのかと憤ったり、していた。


 かって朝日新聞所属だった当時の本多勝一記者が告発していた。

 彼の妹は重度の障害者で、その原因に医師の不適切があったらしく、当時は住居が田舎だったことが影響したそうだけれど、それで必然的に関心をもち色々と取材していたら、そこで解ったのは日本の学校制度とは選別のためにあり、偏差値で輪切りするけれど、その前に先ず弾かれるのが障害者だった。

 だから、学校の中で分けられた内で虐めがはびこり、障害者の学校では障害が比較的軽い者が自分より障害の程度が重度の者を虐めている。そういう話だった。

 あの教祖も、盲学校で全盲に対しては優位だったので、虐めをやっていた。 


 要するにオウム真理教は教祖のルサンチマンが影響している。

 事件があったら色々なことを言う人達が湧いて出たけれど、そこで教祖の生い立ちを論う者ならいても、そこから社会に怨恨を持つ者が出ないよう差別を無くそうという発言は、ついに出なかった。

 これは、どうせ弱者だから怒ったところで何もできまい、泣いたり自殺したりするだけだ、などと普段から考えているためだ。それで、中には怨恨によって復讐する者が出ても理解できないでいるのだ。そして治まっていたけれど別の形で噴出するようになってしまい、それでも未だ解らず繰り返してしまう堂々巡りとなるのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月24日
  • 読了時間: 2分

 『おむすび』の視聴率が低い。

 これでは、同じ時間帯の連続テレビドラマとして最低記録となるのが確実だと指摘されていた。最初から次第に視聴率が低落している形なのだそうだ。

 ということは、人気の橋本環奈が主演なので話題になったものの、話の展開が良くないので見なくなってしまった人たちが多い、ということである。



 連続テレビドラマの最初に視聴率が高いのは製作者の功績と言われる。

 なぜなら、最初に視聴率が高いのは話題づくりに成功したということであり、話題になるネタやスターといった企画を実現したのは製作者であるからだ。

 しかし、話が面白くないと、最初に見ていた人達も次第に見なくなってしまう。逆に話が面白いと、見続ける人が多いから視聴率が下がらないうえ途中から見始める人達も出るから視聴率は上がる。話を作っているのは脚本家である。

 だから、連続テレビドラマの後の方で視聴率が高いと脚本家の功績だと言われる。


 山田太一や野島伸司が名脚本家と言われるようになったのは、連続テレビドラマで視聴率が尻上がりになったからだ。

 それまでは、人気ドラマの脚本家はいたけれど、やはり偉そうにしているのは製作者など仕切る立場の人だった。しかし視聴率を稼ぐということで職人としての脚本家が次第に評価されるようになったのだ。


 つまり『おむすび』の視聴率低落は脚本家の手腕が原因ということができる。 


 

 
 
 
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