- 井上靜

- 1月6日
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更新日:1月6日
れいわ新選組はホームページで改憲を謳っていた。
それは九条に関してだった。この団体の憲法に対する考えは一字一句変えないということではないとし、あの安保法制は憲法を強引に捻じ曲げて解釈してのことだから、このようなことが無い様に憲法を変えるべきだとしていた。
ここで驚くべきことは、防衛省の頂点にいた官僚でさえ厳しく批判していたことに、れいわ新選組は賛成していることだ。

対米隷属の自民党政権がやることに官僚は苦労してつじつま合わせしてきた。
それも限界で、国を危うくと危機感を表明していたのだが、これについて、自民党は憲法を曲解してごまかしているのに対し、れいわ新選組は憲法を変えて堂々とするべきと説いている。
これは山本太郎代表の国会質問と整合性がない。高市早苗議員による政府側の答弁で、日本は主権国だと言うのに対し、山本議員は従属国だとし、だから色々な問題になっていると言っていた。
それなのに、従属国の度合を高める安保法制のため改憲すべきだと、れいわ新選組は説いている。
だから、れいわ新選組は似非野党だと言う人たちがいる。
維新や国民とは違うように見せかけていても、首班指名投票では協力しなかったし、補正予算案を出すのではなく、質問で声を荒げて見せたりのパフォーマンスばかり。炊き出しでも、他の野党の議員だってやっているのに、山本太郎だけが頑張っているように見せかけている。みんな騙されている、というわけだ。
これは山本太郎の師匠である小沢一郎の影響なら、あり得る。
そうではない可能性もある。
憲法を曲解するなと言いたかったが、それで安保法制を肯定してしまったのかもしれない。安保法制を正しいと本気で思っていたとしても、それでますます対米隷属になるということが理解不能だったのかもしれない。だから他の場所では、日本が主権国だとしつつ従属国になっていることが問題だと言ってしまい、整合性が無くなってしまったのではないか。
つまり山本太郎代表だけでなく全体的にれいわ新選組の人たちは、頭が悪いのではないか。


