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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 1月27日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月27日

 フジテレビが経営で大打撃らしい。

 もとは芸能人の性暴力の問題だった。その前から芸能界の性暴力体質が露呈して海外メディアでも取り上げられるほど問題になっていたが、そこへ具体的にベテラン芸能人の名が挙がって週刊誌に騒がれた。

 ところが、そこへフジテレビの局員が関与していた疑惑があって、さらにフジテレビ内では芸能人やアナウンサーの女性に対する性暴力が常態化しているらしく、しかも女性を騙して取引関係のある人たちに襲わせることがシステムになっているも同然だったとまで言われた。

 この企業ぐるみの犯罪体質が、ここ数十年に確立していたらしいということで、スポンサーの企業が印象悪化を恐れてフジテレビから宣伝を引き上げ、すでに支払っていた料金の返還を求める動きまで出てきた。これでは経営破綻や倒産もありうると指摘されている。


 フジテレビ社員の子供が学校でいじめられる危惧もある。

 すでにいじめられているとも言われている。しかし、どうして親の勤務先が学校で知られているのか。親の仕事は、ただ「会社員」だけのはずだ。他は「公務員」とか「自営業」など、とにかく種類だけで具体名は言わないものだ。

 おそらく、子供自身が言ったのではないか。それも自慢して。ちょうど『ドラえもん』でスネ夫がやっているように、親がフジテレビに務めているからコネで芸能人にサインしてもらったとか言って。「SMAPのサインだぞ」「中居正広に会ったこともあるんだぜ」「パパはフジテレビに勤めているからね」

 こうなると、ほんらい親の勤務先で不祥事があろうと子供は関係ないけれど、自慢していたら、すかさずいじめられるネタになるだろう。


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 だからテレビ局はウザイ存在と言う人たちが昔から結構いる。

 そしてどの局も同じだと言われるが、しかしフジテレビの場合その特徴が嫌で、だから真っ先に潰れてくれたら嬉しいということになるのだ。ドラマとかアイドルとかフジテレビのやることに辟易してきたので。

 それらフジテレビがやってきたことは、強引な盛り上げ方であったが一応は成功したような部分があったので、他のテレビ局が影響されることがあり、それで増々の反感を買っていた。そこで大不祥事があってフジテレビ存続の危機とまでなったから、やっとフジテレビのしてきたことが終わってくれると、明らかに歓迎されている。


 ところで、性暴力の芸能人と関わった人たちの対応に空々しいと批判が出た。

 それは脚本家など仕事で関わった人たちのことで、性暴力の芸能人について「まさか、そんなことをする人だとは思わなかった」と言う。ほんとうだろうか、空々しい、とい

 そして、それを知っていたか否かとは別に、騒がれたらそんなふうに言い出す人たちは他のことでも、みんな小狡いことをしているという告発があったものだ。

 つまり、知らずに付き合っていたということにしたいらしいけれど、ある部分では同類項ということである。

 やはりハリウッド映画の有名な製作者が性暴力で刑務所に行ったが、そのさいも有名な俳優ら仕事で関わった人たちが「まさか、そんなことする人だとは思わなかった」と言っていた。そして、ほんとうかねと疑問を呈されていた。

 これはフジテレビの一件にも言えることだ。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 1月26日
  • 読了時間: 2分

 高校の時に保護者面談を学年で唯一やらなかった。

 担任教師が、配慮してくれた。それは、父親が教師に合うと空々しい嘘を言うし、母親は言動が奇妙だから精神病だろうと教師は察していたから、これでは話にならないと判断したのだ。

 だから誰か代わりに保護者になっていれは、そちらと面談していたが、それは卒業後のことだった。

 ところで、保護者面談に関して「作家」「日本保守党首」の百田尚樹サンが変なことを言った。 

 百田尚樹サンは次のように述べた。

 子供の学校での保護者面談で、次の順番の親を呼ぶ時、今は普通に子供の姓で「〇〇さん」と呼べるが、選択的夫婦別姓が採用されると、面談に来る親がどちらの姓かわからない。先生、どうする?普通に子供の姓で呼べばいいじゃないかという意見もあろうが、別姓を選ぶ人はこだわりが強いので「私は〇〇ではありません」と文句言いそう。


 これに教師を経験した人たちから次の指摘があった。

 まず、全員等しく「〇〇さんの保護者の方」と呼ぶので、全く問題ない。なぜなら教師にとって大切なのは生徒だから。親御さんは「〇〇さんの保護者」以外の何者でもない。素人が聞いた風な口をおききになるもんじゃない。

 そもそも保護者面談は「保護者」との面談である。必ずしもその生徒の「親」が来るとは限らない。様々な家庭事情の生徒がいるから。従って自分も現役の時は次の方をお呼びする時は「○○さんの保護者の方」だった。全く 何も知らぬ素人が知った風な口をきかないでほしい。

 などなど。


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 バツ(X)でも、この件には「コミュニティーノート」で指摘があった。

 現場の教員は様々な事情の家庭の児童がいる事も想定した上で「〇〇さんの保護者の方」と現在でも呼ぶのが一般的であり、選択的夫婦別姓が導入されても百田尚樹氏の懸念するような事象は起きえません。


 まあ、百田尚樹サンは難癖つけるためにちょっとした思いつきで話したのだろう。

 それがSNSで拡散され話題になった。それにしても、保護者=親という発想は、どこから出るのか。それに、保護者=親なら、最初からただ親と言って保護者とは言わないはずだ。親が死んでしまったとか、生きているけれど何かの事情で駄目とかで、親戚その他の人が保護者ということは、昔から今までいくらでもある。

 ところが、ちょっと考えれば解る常識なのに解らない人が、こと家族のことになると解らない方が普通になる。そうに決まっていると思うからだ。必ずしもそうではないという現実を絶対に認めない。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 1月25日
  • 読了時間: 4分

更新日:1月26日

 1月23日、東京地方裁判所で異常事態。

 国家賠償請求訴訟の第三回口頭弁論でのこと。東京地方裁判所の飛澤知行裁判官が、判決文に虚偽記述したことが問題だった。兵庫県警東灘警察署(告発本『交番の裏は闇』第三書館刊の舞台)の警官が、東京に来て暴力を振るったことを、飛澤知行裁判官が「裁判所の許可を得て着衣を調べた」ことにしてしまった。

 そんな捜査令状はあり得ないし、兵庫県警でさえ令状があったとは言ってない。しかも、暴力をふるった相手の娘に、スマホを持ってないかと胸のポケットに手を入れようとしていて、それが実は捜査と称した押し入りの本当の目的だったらしい。ということを女性の弁護士が状況から指摘し、五十代の禿親父の警部補が、権力と拳銃でセクハラをしているのを想像しただけで身の毛がよだつ、と言っていた。

 

 そこで問題になったのは「裁判所の許可」ということは令状が発行されたかということ。

 されていたなら、裁判官の潔白が証明されてむしろ裁判所としても好都合だが、その調査を裁判官が頑なに拒絶した。ということは、やはり令状などないということだろう。

 また、陪席の裁判官は二人とも女性であった。女性として権力の濫用による女性の被害は深刻に考えるべきではないかという問いかけに、その近藤紗世裁判官と北岡憧子裁判官は、大須賀寛之裁判長と顔を見合わせてニタニタ笑っていた。この女性たちも、大阪地検の北川検事を庇い建てした部下の女性検事や、伊藤詩織氏にいやがらせした杉田水脈議員などと、同類項というとだ。


 調査嘱託に続いて文書送付嘱託も拒絶した。

 これに異議を申し立てたが、大須賀寛之は記録を拒絶した。調査嘱託の時は異議があったことを調書に記録すると言ったのに、今度は記録しないと言うのはなぜかと質問したら「裁判は終わった。これ以上一言でも話したら退廷を命じる」と言う。これは穏便に手続きの質問をしただけで不規則発言ではない。

 そもそも、調書嘱託でも文書送付嘱託でも、申立書に対して相手側も書面で回答するものだ。同意するならともかく、不同意ならその理由を述べて。それを、口頭で「必要ないと考えます」と言っただけで、これを裁判官が最初から予定していたように「では必要ない」と言うだけ。こんなのでは、もとても裁定したとは言えない。被告の国と裁判官が慣れ合っているだけである。


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 また、裁判が終るのは判決の言い渡しがあってのことだ。

 その前に、弁論の終結もしないで「裁判は終わった」と唐突に言い出す大須賀裁判長。また、普通は裁判が終わったなら先ず裁判官が退廷するものだ。原告・被告その弁護士が、次の予定があり急いでいるから先に失礼させてもらうと言って裁判官より先に出て行くと、威張っている裁判官は不愉快そうにするものである。それを、裁判が終わったと唐突に言い出したうえ裁判官が居座ったまま原告に退廷させると脅すのは手続きからしても不当かつ滑稽であり、単なる発言封じだと指摘したら、大須賀寛之は「退廷を命じる」と言い、裁判所の職員十人ほどで原告を強制排除、そのさい原告が書類を保存しているタブレットを出していたが、これを破損させた。

 

 タブレットのことは別に国家賠償請求訴訟を起こすつもりだ。

 それにしても、調査嘱託どころが文書送付嘱託まで拒絶するとは、知り合いの弁護士たち話すと不可解だと言う。そして、やはりよっぽどやましいのだろうと一様に言う。

 また、判決の言い渡し期日は、後に決まったら郵便か電話で連絡すると書記官が言う。こういうのは極稀である。しかも大須賀寛之二回連続で次の期日すら決めてないのだ。そして法廷で常軌を逸した言動をした。大阪や兵庫の警察は何をするか解らないと東京の警察署の警官ですら言ったから、裁判官がなりふり構わずでうやむやにしたがるのは当然かもしれないが、これは民主主義の根幹に関わる問題であり、女性の尊厳にも関係することである。現に多くの女性たちが、この現実に怯えている。


 最近の「性暴力超大国日本」という現実の一環とも言うべき事件である。

 社会的立場と権力があれば、どんなにひどいことをしても不問にされるのが日本の実態である。しかし、それを見て見ぬふりしては共犯者になってしまう。

 しかし権力を向こうに回している以上、簡単ではないに決まっている。強制排除は、かつて辺野古の基地反対で慣れている。(ホームページ参照)そこの地元の人たちが掲げているスローガン「勝つ方法は諦めないこと」である。

 
 
 
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