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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 3月21日
  • 読了時間: 3分

 地下鉄サリン事件の回想。

 これは毎年のことだ。あの日、地下鉄に乗って霞が関に行ったら、霞が関駅が閉鎖されていて、薬物が撒かれたとだけ言われていて詳しいことは未だ解らなかった。

 そして隣の国会議事堂前駅から歩いて行くようにアナウンスがあり、それで歩いて行ったら駅の周りに防護服の一団が居並んでいて、まるで『カサンドラクロス』だと思った。


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 オウム真理教事件のさい実に不愉快だった。

 もともと宗教団体は反共のために利用されていた。これは世界各地にあることだ。それで宗教団体は優遇されて増長して人権侵害をするのだが、この反共をやってきた連中が、それを逆に言って、人権尊重するから悪いとし、信教の自由や思想信条の自由その他の人権を制限するべきだとマスメディアで喚き、この酷いスリカエに、カルト団体を追及してきたと自称する人たちも乗っかっていたのだ。

 だから、カルト団体、カルト団体を追及していると自称する人たち、どちらにも騙されてはいけない。追及とか批判とかマスメディアでやっているから敵対しているようでいて、実は同類項なのである。そうでないとマスメディアに出られない。


 そもそもカルト団体は宗教右翼というやつである。

 だから自民党と癒着している。それを追及しているという人が、いくらカルト団体が事件を起こしても、そんな簡単にマスメディアに出て権力と密接な勢力を本当の意味で批判することなど不可能というものである。

 あの当時、テレビでオウム真理教の顧問弁護士が、タレントガイジンのデーブスペクターから統一協会を引合いだされたら怒って「統一協会なんかと一緒にしないでください」と言ったが、その弁護士はオウム真理教の施設が出来て地元と軋轢を起こしていた山梨県上九一色村で反対運動している人に対して「共産党員だから反対運動している」と罵っていた。これでは統一協会と全く同じなので滑稽ですらある。

 それを言ったらデーブスペクターも、アメリカやイスラエルの工作員だろうと昔から言われてきた人であるが、とにかく反共ヒステリーを煽る商売をしてきたのだから、彼も統一協会やオウム真理教と同類である。

 

 そしてオウム真理教を追及していた弁護士。

 その後、大手美容外科の顧問弁護士となって、これまでのような人権を守るための相談は受け付けなくなった。医事法に関わることも、これまでは患者の側だったが、すっかり医師それも儲けているところの側である。

 なんてことはない、その後、オウム真理教だろうと統一協会だろうと、追及していた連中はことごとく「木乃伊取りが木乃伊になる」という状態なのだ。


  

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 3月21日
  • 読了時間: 2分

 どんな分野でも雑学をひけらかして優越感を覚えたがる人がいるものだ。

 それには法律オタクもいて、得意になって説くものの司法の現実を無視しているのだが、そこでいくら説明されても理解できない。このような法律オタクには大学の法学部で教えている人もいるが、インターネット上にも盤踞している。

 そして、どちらも法廷に当時者として立った経験がない。


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 だから法律オタクは非現実的な話をする。

 そして、これは前に実際いた人だが、相手を無知だと言ってバカにしたくて「そんな知識では法廷で裁判官に鼻で笑われるよ」と言った。まるで司法の現実を知らない人の言うことだ。

 だいたい、法的な知識が御粗末だからと裁判官が鼻で笑うことはない。逆なら、よくある。


 法的知識が御粗末なのは法曹関係者に共通している。

 専門バカといわれるように、専門知識は豊富でも一般常識が無いというなら、医師をはじめ色々な専門家にあることだが、裁判官・検察官・弁護士は一般常識が御粗末なのはもちろん肝心の専門である法律の知識が御粗末である。一時的な暗記をしただけで、資格を得たら勉強しないからだ。これに比べると医師は免許を取得してからも勉強している。

 だから法律知識が御粗末な人を鼻で笑うことが裁判官にはできない。


 逆に法律知識が豊富で立派な人を鼻で笑う。

 どんなに程度・水準が高度で、それに裏付けられた見事な主張をしても、それを無視したり強引に否定したりする権力をもっていると驕り、優越感とともに、座っている席から見下しながら、まさに上から目線で鼻で笑うのだ。

 これは人間の心理からして当然の劣情である。日本の、相変わらず御上が威張っている仕組みが、そうさせている。

 これが法律オタクには解らないのだ。  

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 3月20日
  • 読了時間: 1分

 イーロンマスクが広めたことで非難が起きた。

 数百万人を殺害したのはヒットラーではなく公務員であるという。これをヒットラー擁護と捉えて非難している人たちは単純である。

 もともと背後関係があるところで代表者になっていたのがヒットラーであり、そこで彼は案山子や木偶人形の類であった。彼がいなくても他の人が立てられていたはずだ。こんなことは昔から指摘され続けてきた。


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 その案山子か木偶人形の命令だと言って公務員は責任逃れした。

 やむをえず従っていたのではなく、積極的に非道を重ねていたが、これは上からの指示だったから公務員に個人責任は無いと言えば済むと計算してのこと。罪に問われないからと劣情を来して残虐行為を繰り返していた。

 なにも考えていないから、自分から見えない所で何が行われるのか想像できず、事務的に処理をしているので、それが虐殺でも平気でいる。良心は咎められない。


 今の日本の公務員も同じである。

 これは殺人でも性暴力でもなんでもありで、そして公務員なので個人責任は無いと言えば済むから、やりたい放題である。

 こういう現実を知らない人たちが、イーロンマスクはヒットラーを免罪して公務員を叩いているという単純な認識を示すのだ。


 

 
 
 
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