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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年3月23日

 歌手・俳優いしだあゆみ死去で思い出した。

 『ブルーライトヨコハマ』という歌が大ヒットして彼女は有名になったが、これは曲を付けた筒美京平にとっても出世作となった。それで受賞式に来ていしだあゆみを祝福していた。この様子はテレビに映っていた。

 それを忘れて、筒美京平とは集団ペンネームだと勘違いして言う人がいた。その後、筒美京平はマスメディアに姿を曝すことをしなくなり、様々な歌手たちの歌に曲をつけた名義は頻繫にマスメディアに登場していたからだ。



 三枝成彰はマスメディアに出てばかりいた。

 タレントみたいにテレビに出ていたのは出演料を貰えたからで、雇っている事務員の給料のためだと言っていた。また、この当時三枝成彰が週刊誌から、様々な芸能人の女性と浮名を流していると騒ぎ立てられていた。

 その中で、いしだあゆみだけは実際に交際していたと言っていた。他は付き合ってなどおらず、個人的に会ったこともない女性の名まで誌面に出ていた。

 後で知ったが、芸能マスコミにいしだあゆみのファンがいて、その人が嫉妬して嫌がらせするつもりで流したのだった。そんなまさかの動機だったので、三枝成彰としては想像を絶することで、どうしようもなかった。そして、いしだあゆみに不信感を持たれて仲が壊れてしまったから悔しかったと言う。


 そのさい三枝成彰は騒ぎ立てられも毅然とした態度だった。

 なぜなら、本当でも嘘でも、付き合っていると言われて恥ずかしがったり怒ったりしたら、そんな女性だと思っているという意味になってしまうから、そんな失礼なことはできないということで、本当は不愉快だったけれど堪えていたと言う。

 だから、週刊誌に騒がれて怒っている人たちは、やましいから毅然としていられないのだろうとも言っていた。例えばビートたけし。週刊誌に文句を言いに行って喧嘩になって暴力行為などで逮捕され有罪判決を受けたが、これは法的に正式な配偶者と険悪になって他の女性と親密交際していたことを週刊誌に追及されたからだった。


 あと三枝成彰がいしだあゆみとのことで言っていたのが面白かった。

 芸能記者たちに取り囲まれると彼は言った。付き合っていることで何が訊きたいのか。要するに、結婚するつもりなのか、肉体関係があったのか、ということだろうけれど、十代のアイドルとかならともかく二人とも離婚経験者なのに今更そんなこと訊いても意味がないでう、という趣旨だった。

 なるほど、その通りだと思ったものだった。 


 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月21日
  • 読了時間: 3分

 地下鉄サリン事件の回想。

 これは毎年のことだ。あの日、地下鉄に乗って霞が関に行ったら、霞が関駅が閉鎖されていて、薬物が撒かれたとだけ言われていて詳しいことは未だ解らなかった。

 そして隣の国会議事堂前駅から歩いて行くようにアナウンスがあり、それで歩いて行ったら駅の周りに防護服の一団が居並んでいて、まるで『カサンドラクロス』だと思った。



 オウム真理教事件のさい実に不愉快だった。

 もともと宗教団体は反共のために利用されていた。これは世界各地にあることだ。それで宗教団体は優遇されて増長して人権侵害をするのだが、この反共をやってきた連中が、それを逆に言って、人権尊重するから悪いとし、信教の自由や思想信条の自由その他の人権を制限するべきだとマスメディアで喚き、この酷いスリカエに、カルト団体を追及してきたと自称する人たちも乗っかっていたのだ。

 だから、カルト団体、カルト団体を追及していると自称する人たち、どちらにも騙されてはいけない。追及とか批判とかマスメディアでやっているから敵対しているようでいて、実は同類項なのである。そうでないとマスメディアに出られない。


 そもそもカルト団体は宗教右翼というやつである。

 だから自民党と癒着している。それを追及しているという人が、いくらカルト団体が事件を起こしても、そんな簡単にマスメディアに出て権力と密接な勢力を本当の意味で批判することなど不可能というものである。

 あの当時、テレビでオウム真理教の顧問弁護士が、タレントガイジンのデーブスペクターから統一協会を引合いだされたら怒って「統一協会なんかと一緒にしないでください」と言ったが、その弁護士はオウム真理教の施設が出来て地元と軋轢を起こしていた山梨県上九一色村で反対運動している人に対して「共産党員だから反対運動している」と罵っていた。これでは統一協会と全く同じなので滑稽ですらある。

 それを言ったらデーブスペクターも、アメリカやイスラエルの工作員だろうと昔から言われてきた人であるが、とにかく反共ヒステリーを煽る商売をしてきたのだから、彼も統一協会やオウム真理教と同類である。

 

 そしてオウム真理教を追及していた弁護士。

 その後、大手美容外科の顧問弁護士となって、これまでのような人権を守るための相談は受け付けなくなった。医事法に関わることも、これまでは患者の側だったが、すっかり医師それも儲けているところの側である。

 なんてことはない、その後、オウム真理教だろうと統一協会だろうと、追及していた連中はことごとく「木乃伊取りが木乃伊になる」という状態なのだ。


  

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月21日
  • 読了時間: 2分

 どんな分野でも雑学をひけらかして優越感を覚えたがる人がいるものだ。

 それには法律オタクもいて、得意になって説くものの司法の現実を無視しているのだが、そこでいくら説明されても理解できない。このような法律オタクには大学の法学部で教えている人もいるが、インターネット上にも盤踞している。

 そして、どちらも法廷に当時者として立った経験がない。



 だから法律オタクは非現実的な話をする。

 そして、これは前に実際いた人だが、相手を無知だと言ってバカにしたくて「そんな知識では法廷で裁判官に鼻で笑われるよ」と言った。まるで司法の現実を知らない人の言うことだ。

 だいたい、法的な知識が御粗末だからと裁判官が鼻で笑うことはない。逆なら、よくある。


 法的知識が御粗末なのは法曹関係者に共通している。

 専門バカといわれるように、専門知識は豊富でも一般常識が無いというなら、医師をはじめ色々な専門家にあることだが、裁判官・検察官・弁護士は一般常識が御粗末なのはもちろん肝心の専門である法律の知識が御粗末である。一時的な暗記をしただけで、資格を得たら勉強しないからだ。これに比べると医師は免許を取得してからも勉強している。

 だから法律知識が御粗末な人を鼻で笑うことが裁判官にはできない。


 逆に法律知識が豊富で立派な人を鼻で笑う。

 どんなに程度・水準が高度で、それに裏付けられた見事な主張をしても、それを無視したり強引に否定したりする権力をもっていると驕り、優越感とともに、座っている席から見下しながら、まさに上から目線で鼻で笑うのだ。

 これは人間の心理からして当然の劣情である。日本の、相変わらず御上が威張っている仕組みが、そうさせている。

 これが法律オタクには解らないのだ。  

 
 
 
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