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​炬火 Die Fackel 

 岸田首相に向けて爆発物らしきものが投げられた事件のこと。  

 この警備に難があったと騒がれたが、これに対して元NHK岩田明子という政権ベッタリで知られる人がまたトンデモ発言した。

 「日本はビートルズ公演も成功させた」

 これと警備の問題と何が関係あるのか。当時と今とでは条件も違う。それなのに何を言っているのか、ということだった。


 ではビートルズが来日したさい、どうだったのか。

 アメリカでは、ジョンレノンの「キリスト問題発言」でKKKなどが騒いで警備に神経を使ったが、日本でも「ビートルズは若者を堕落させる」と右翼団体が暴れ、岩田と同様に自民党ベッタリ元朝日新聞の細川隆元は「公演に武道館を使わせるな。キャーキャー騒ぐ女たちは気ちがいだ」と罵った。

 それなのに、岩田という人は何が言いたかったのだろうか。


 カルチャークラブ来日公演も大成功。

 ビートルズの時はコミックバンドとしてドリフターズが出ていたことは知られている。加藤茶は、ビートルズと接触できなかったけれど、もしできたらぜひリンゴスターに「俺もドラム担当なんだ」と声をかけたかったと言っていた。

 そしてカルチャークラブの前座は女装の中川勝彦(中川翔子のパパ)であった。当時カルチャークラブと双璧のデッドオアアライブも来日公演は大盛況だった。

 それにしてはLGBTに不寛容な日本である。


 ところで中川勝彦には今も根強い人気があるらしい。

 そのカルチャークラブ来日公演について語ると判る。そして、前座をした時に女装ではなく、そんな衣装を着ていただけだという。たしかにボーイジョージとおなじくらいの化粧をしていて、れいわ新選組から選挙に出た東大のエドウッド先生よりもはるかに女性っぽかったが、だからと女装ではないということだ。



 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年5月8日
  • 読了時間: 3分

 「キョンキョンも歳をとったね」

 と言いながら「でも相変わらず可愛らしいね」と言われている。だから、そこに嫉妬して「芸能人が政治の話なんて生意気」と言う人たちがいるのだろう。

 だいたい、それなりの年齢になったなら、それなりの社会的な関心は当たり前である。



 キョンキョンこと小泉今日子さんは、社会的な問題について語っただけ。

 それを「政治的」と言われて、当人も「政治的」とは特に思っていないと言っていた。かつてイヴモンタンは来日したさいNHKのインタビューで「政治的」な言動が目立つことについて質問されると「この世の中に政治的ではないことなんて存在しない」と答えて笑ったそうだ。その通りだろう。


 ただイヴモンタンの場合は事情があった。

 彼はシャンソン歌手で俳優としてもフランス映画で大活躍だったが、イタリア系のフランス人で、彼の父親は、イタリアがムッソリーニ率いるファシスト党に乗っ取られたことで失望しイタリアを去りフランスに来た。

 その影響だった。


 だからギリシア出身のコスタカブラス監督の『Z』『告白』『戒厳令』に主演している。

 そのうち特に『Z』ではギリシアが軍事政権下になってしまうまでの時代を、実際にあった政治家暗殺事件を通じて描いている。

 だからイヴモンタンとコスタカブラスは共鳴していた。


 後にイヴモンタンは、共演したマリリンモンローと不倫騒動があった。

 この時イヴモンタンの妻は自殺未遂している。彼女は俳優であると同時に政治活動も熱心だった。だから、イヴモンタンの政治的な話についていける女優はそういないので、他の女性と噂があっても気にしなかった。

 それなのにマリリンモンローは大いに気にした。これは当時モンローが劇作家のアーサーミラーと結婚していたからだと言われる。アーサーミラーといえば『セールスマンの死』が有名で、社会の暗部を抉り出した社会派の劇として知られる。モンローがケネディ大統領に接近したのは夫の意向だったのではないかとも言われる。

 とにかくマリリンモンローはセクシーで売っていたけれどノンポリでは無かった。だから他の女性と違ったので、それでイヴモンタンとの不倫を、彼の妻は気にしたのではないか。


 ところが、小泉今日子は政治性のある映画に意欲を見せるなどしていない。

 それなら他に熱心な女性は大勢いる。ただ小泉今日子は、もともとサッパリした性格で好かれていた。だから権勢に媚びるのは潔くないという態度であるだけだろう。

 それだけ芸人の中には権勢に媚びる人が多いということだ。中には、自民党から選挙に出て統一協会の応援を受けて議員になったり、自民党と統一協会の関係を批判する候補を中傷したり、なんてことする元アイドルもいたりする。そこまではなくても、似たような人は大勢いる。


 そして最初に述べたとおり、便乗して叩くのは自分に魅力が無いので嫉妬する人たちだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 2分

 いまBBCが告発を放送した問題とは直接の関係がないこと。

 そのジャニーズ事務所のアイドルが出演する映画を、中学生の女子たちが何人かで連れ立って観に行こうという話になった。その一人に聴いた話である。


 このとき映画館の前で行列ができていたらしい。

 しばらくして空いてから行けばいいけれど、すぐに観たいのがファン心理である。それで少し早めに行こうということになった。

 ところが、一人の女子の母親が、なんで早く出るのかと訊いた。それが娘にではなく、一緒に行く同級生の一人のうちに電話をかけた。娘が説明すればいいだけのことで、わざわざ同級生のうちに電話をかけるのだから、問い合わせではなく問い詰めるという感じだった。まるで変ことに誘ったかのように疑っているも同然だったのだ。



 だから電話をかけてこられた女子としては不愉快だったそうだ。

 もちろん、悪い友達ではないかと心配をするのは良い。それでも、娘から詳しい話を穏やかな調子で聴くべきである。それで充分だし、そのほうが娘も話しやすいから正直になるものだ。

 そうしないで、同級生に追及するようにするとは、自分の娘を信用していないからであるし、親が面倒くさい人だと娘が除け者にされることになるから、とても可哀想である。


 なんで、こんなことも解らないのか。

 あと、解っているけれど、子供が今後は誘ってもらえなくなっても、それでいい、あるいは、そのほうがいい、と考えている場合もある。事情は色々。


 そんなことを、告発番組から思い出したのだった。

 
 
 
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