top of page

​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年7月18日
  • 読了時間: 2分

 新型肺炎対策のためではなく、日本の防衛に役に立たない武器をアメリカから買うため莫大な税金を使っていて、政府は間違っていると言う人がいる。

 これに類することは昔からあり、自分が高校生の時にも、そういう話になったことがあった。そうしたら同じクラスの同級生が「でもアメリカのご機嫌とれば日本は大丈夫なんでしょう、ねっ、ねっ!ねーっ!!」と言った。

 「アメリカのご機嫌をとっていれば日本は大丈夫」なんて発想おかしいよと指摘したら、その同級生は「俺、政治には全然関心ないの」と言って、話題そのものを拒否したのだった。

 つまり、彼は上から言われることを鵜呑みにして従い一切考えないんだと、そういうことだった。これを担任の教師は絶賛していた。

 その担任教師は、この同級生のように従順で素直であることが最高で、そうじゃない奴は最悪だと何度も言った。市民であってはいけないんだ、庶民なんだから、と。文句がある生徒は退学して他の学校に行って欲しいということも言っていた。これは他の組の担任教師も同様で、ただ、それを直接は言わなかった。そして生徒の方で意を汲んで去って行った場合もあった。

 この去って行った生徒は、もっと偏差値の高い学校に入れたが、自宅から近いほうがいいという事情だった。それと違い「君はどうして自宅から遠いのに、ここに入ったのか。入試の成績を見たら他にいくらでも入れる高校があったはずの成績だった」と言われた。事情あって、決して近くないところにある高校に、親の指示で入ったからだった。

 それで、退学して定時制か通信制を出て大学に行くと親に言ったが、また教師も面談で退学して欲しいと説得したが、蒙昧な親なので賛否以前に意味がサッパリ理解できないから相談にならなかった。

 だから卒業したら同窓会など行かないが、行った同級生に会って話を聴いたら、みんな生活苦に喘ぎながら「そのご指導があったおかげさまで私達は平凡で幸せなんだ」と言っていたそうで、今はおそらく新型肺炎でさらに困窮していることだろう。

 しかし幸せなのだ。これを壊したくないから、そのため邪魔な生徒は排除したかったのが教師たちの本音だったはずだ。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年7月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 NHKの連続テレビ小説で、女性の教師が定時制高校で教鞭を執ることになったから「夜になったら仕事に出かける」と言ったのを、勘違いした人に「ホステスさんですか」と言われてしまい「失礼ね」と怒る場面があったけれど、そういう偏見を夜に働いている人は持たれるものだし、そうだと間違えられて怒っても差別的とはならないものだ。

 それで、『女帝』という告発本に書かれているような手段を選ばずのし上がった人は、そんな水商売など夜の仕事をしている「負け組」の人たち特に女性に対し「夜の街」が伝染病の拡大原因だと侮辱的に言って見下したのだろう。

 この、インチキ選挙で再選したインチキ知事都知事の小池百合子は、自分が伝染病拡大の原因なのに、公費とマスメディアを不正に利用した嘘によって逆に自分は立派な対応をしているように宣伝したが、さらに「夜の街」と偏見煽ることを言い、これは伝染病の実態と違い、また職業差別だと指摘する人たちがいるけれど、そんなこと解っていて、あの人はやっているのだ。

 つまり、あくどい手口で上昇した「勝ち組」の女性が、夜の仕事をしている「負け組」の女性たちを貶めて悦び、これに便乗して悦ぶ人たちが支持するのだ。決して「勝ち組」でない人でも、明らかに「負け組」の人でも、便乗すれば「勝ち組」になった錯覚で悦べる。丸川珠代や稲田朋美や片山さつき等と同じで、ただ小池百合子には、もう少し女性にも共感を広げる巧妙さがある。

 その一つはファッションのセンスで、かつて女性週刊誌にも指摘されていたように自称「グッドルッキング」の稲田朋美など見るからに高価そうな服を着てオシャレしているが正に「お里が知れる」というダサイ格好になり、まともな感覚なら恥ずかしくて東尋坊から身投げしたくなるほどであるが、小池百合子は昔よくテレビに出ていた影響なのか常に服装が決まっている。

 こういうのを見抜ける人も、見抜けない人も、選挙で一票なのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年6月27日
  • 読了時間: 2分

 沖縄の慰霊の日、日本軍の牛島満司令官が自決した時間に合わせ、那覇駐屯地の陸上自衛隊第15旅団の佐藤真旅団長ら幹部約30人が、慰霊塔を集団参拝した。沖縄戦で旧軍が何をしたか。その負の遺産を自衛隊が引き継ぐ行為である。

 これについて問われると、同旅団長は「私的参拝」と述べるにとどまった。制服を着て胸に記章を付けて組織的に「私的」とは空々しく、しかも政府や自衛隊の方針に反した発想に基づく行為だから叛乱であり、自衛隊内の警務隊が調査のうえ逮捕者が出るほどの由々しき事態のはずだ。

 だから問題にしている国会議員もいる。この国会議員は、前に自衛隊がらみの追及をしたため、これに反感をもった現役自衛隊から暴力的な威圧を受けたことがあるので、放置できないと考えたのだろう。

 この実態があるのに、戦後75年経ってシビリアンコントロールもあるから自衛だけでなく攻撃もする「普通の国」に日本はなるべきだと言う高橋浩佑のような現実を無視して勇ましいことだけ言う「空想的軍国主義者」は、非現実的な思考をするのは勝手だが、発言はツイッターだけにしてテレビに出ないで欲しい。もっとも、そんな人を専用に出すのがテレビであり、これも社会を危険にさらす一因である。

 この他にも、もともと自衛隊の腐敗堕落は度し難く、戦前と変わらないのが現実である。

 だから、憲法だけでなく安保条約で米軍の影響下に縛られていないと不安に思う人たちが、日本国民と諸外国にいる。違反や無視もできる憲法だけでは枷にならないのだ。

 そして、米軍基地問題など解決しない。辺野古で機動隊が沖縄の人を「土人」と罵倒したり、漫画と映画で『海猿』と美化されている海保が海上の抗議を暴力で弾圧したり、これと自衛隊が同じ体質であるせいで、外国軍によって日本の国土が蹂躙されているのだ。

 つまり自衛隊の腐敗堕落が日本の主権を侵害していて、自衛隊こそ「反日」「国賊」「売国奴」のたまり場である。

 この腐敗堕落を嘆いたり怒ったりしている自衛官も大勢いるが、上にはゴマスリ下にはパワハラで上昇する者が多いから、狂信的な政治家に取り入っている幹部が組織内で問題とされない。

 この、昔から指摘されてきたことを忘れて、自衛隊に頑張ってもらえばいいから米軍に出て行って欲しいと言うのは、現実的ではない。

 
 
 
  • twitter

©2020 by 井上靜。Wix.com で作成されました。

bottom of page