- 井上靜

- 2022年7月1日
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新卒向け就職情報サイト「就活の教科書」が掲載した「【底辺職とは?】底辺の仕事ランキング一覧」などの記事に批判が相次いだという。
これは「職業差別を助長する」というもの。この指摘をうけて運営会社はサイトから削除した。

この底辺職とは12種類の職業で上から
「土木・建設作業員」
「警備スタッフ」
「工場作業員」
「倉庫作業員」
「コンビニ店員」
「清掃スタッフ」
「トラック運転手」
「ゴミ収集スタッフ」
「飲食店スタッフ」
「介護士」
「保育士」
「コールセンタースタッフ」
その特徴とは、肉体労働、誰でもできる、同じことの繰り返しであることが多い、平均年収が低い、結婚の時に苦労する、体力を消耗する、だった。
また、「社会にとって必要な仕事」「必須の職業」としながら、「底辺職に就かない方法/抜け出す方法」や「未経験でも採用されやすい職種」などを紹介、「世間一般的に言われている底辺職について解説しましたが、何を底辺職と呼ぶのかは人それぞれです」とはいうものの「底辺職と呼ばれている仕事は誰でもできる仕事である場合が多いです」と説明のうえ、底辺職と呼ばれる仕事に就きたくなければ「スキルや資格を身に付けることが重要です」と結論していた。
このサイトを読んだ人たちから、「職業差別」、特定の職業および従業者を「バカにしている」などと非難の声がSNSで巻き起こった。
このためサイトの運営会社は記事を削除したというわけだ。
このTwitterでの批判は読んだことがある。
また、挙げられた職業に就いている人が、自分は好きでやっているのに、あたかも社会の落伍者であるかのように言われて気分が悪いと言っていた。
ただ、昔は「ソ連・中国では職業が平等。だから社会主義は駄目なんだ。底辺から這い上がろうと努力するから個人も経済も向上・発展するのだ」と言われて職業差別は正当化されていた。
同時に、綺麗事の建前として「職業に貴賤は無い」などと言われたものだった。
つまり、本音の部分を露骨に出してしまったのが、この就職情報サイトの失敗だったのだろう。


