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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年1月26日
  • 読了時間: 2分

 軍拡と増税で大変なことになったと思うのは庶民だけではない。

 しかし、子供は親の庇護があるから切実な感じを覚えないうえ、家が貧乏でも政治・経済との関係は子供に解からない。

 だから十代までのころは大体がノンポリで保守的であり、十八才で選挙の投票ができるようにしたのは自民党の悪計であると指摘されている。


 これについて前に、自分の同じ高校の人が最たるものだった、ということを話題にした。

 その彼にとって軍拡と増税に危惧はない。税金は親が払うから。親は堅実だから生活に困ることはない。

 この親はどちらかというと低学歴で低額所得者だけど、それは同時に社会的に意識が低いということでもある。


 実は、これだけではないのだ。

 この人は、税金は親が払うから知らん、というだけではなく、何から何まで親がやってくれていた。例えば服にしても彼の言葉でいう「おかあさんまかせ」で、母親が下着から上着まで安物や特売品を適当に見繕って買ってくるのを着ている。彼は小柄で痩せているから、それで寸法など大丈夫である。

 また、それで間に合う。彼には洒落っ気が全然ないからだ。服装や御洒落への関心の高低は人それぞれだけれど、彼の無関心は異性への無関心でもあった。


 彼には性欲が全然なかった。

 よく、ボーイフレンド・ガールフレンドを作ろうという意識には個人差があって、積極的かどうかは高校生にもなれば幅が大きいと言われるけれど、彼の場合は完全な無関心であった。でも同性愛ではない。小学生程度の関心ならあった。

 これだから、服装に無頓着どころか御洒落に無関心でも当たり前である。



 彼には食欲も全然なかった。

 ひどい偏食で、拒食症に近かった。なんとか食べられるパンなどを不味そうに顔をしかめて齧るから、見た人が嫌悪感を持つ。

 また、せっかく御馳走してくれるという話があっても拒絶する。要らないにしても「ありがとうございます。でも結構です」と、礼を言ったうえで辞退するものだが、そういう礼儀を知らない。顔をしかめてウェッと言い「そんなもの食べられない」と言う。失礼だと注意されても「そんなものを食べるなんて。他人に勧めるなんて」と真顔で言う。


 これだから、小柄で痩せていて思考は小学生なみの発育不良だったのだ。

 そして、いちおう高校に入ったが、その後は心身がついて行かず苦労していた。そして、高校を苦労して卒業した後に二十歳くらいになって、やっと食事が普通に食べられるようになり、それに連れて他のことも治ってきたのだ。


 こんな人もいたのだ。ここまでの人は珍しいかもしれないが。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年1月15日
  • 読了時間: 1分

 老人は「自決」しろと言った人がいる。

 それで批判を受け、また、この人は肩書を詐称しているという指摘もあったが、それはともかく「自決」の語彙を何だと思っているのか。


 武士が切腹するにも訳が異なる。

 武士が不祥事の責任をとって死ぬのとは違い、戦争で絶望的な状態となり敵に殺されるより前に死のうと切腹する。

 よくソビエト映画などに描かれたが、ソ連軍の攻撃を受けるベルリンで、ヒットラーが自決用の毒薬を取り出して、長年の愛人だったが結婚したばかりのエヴァブラウンに「これを飲みなさい」と差し出し「嫌」と言うけど口に突っ込んで、死んだ彼女の前で拳銃を取り出して自分の頭にあてる。

 このように、死ぬのを自ら決めるということで自決するという。



 これと、邪魔な老人に死んでもらうのは違う。 

 あと、役立たずは死ねというのが倫理的でないと批判する人たちがいるけれど、まず拙実な問題として社会保障費の負担が大きすぎるかる生活苦が発生していて、そのうえ昔と違って今の老人には性格の悪い人が多いので、つい感情的な発言をする人が出るのではないか。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年1月1日
  • 読了時間: 2分

 最近、郵便物が届かなくなったと言われる。

 これまで、遠隔地でもなければ次の日に届いた普通郵便が、隣の県には三日くらい、県を一つまたぐと一週間くらい、かかるという七十年代の水準に逆戻りである。

 それだけではない。普通郵便では届かず紛失してしまうこともある。

 

 これは郵便局の陰謀だとも言われている。

 なぜなら、わざと遅くして早く届けて欲しければ速達郵便にさせ、わざと届かないことがあるようにして確実に届けて欲しければ書留にさせ、という具合で料金を余計にボッタクリしようということだ。

 おそらく、年賀状が習慣として廃れ、手紙とハガキが全体的にイーメールなどに取って代わられて減少し、安定した収入源が無くなったから他で取ろうとしていると考えられている。

 もしも、そうであるなら、採算の問題を説明したうえで、やむを得ず仕組みを変えると言うべきだ。

 


 ただ、これを悪用している官僚たちがいる。

 これまで通りに普通郵便で早く確実に届くという前提で、送ってもいない書面を送ったことにしてしまい、逆に市民の側から「お上」の側に送ると、届いていようといまいと未提出であることにしてしまう。

 これは前に東京地裁の飛澤という珍しい姓の裁判官がやっていた。

 「普通郵便で送ったって言ってんだろ!どうせ反論なんか一切させてやんねえんだから、読まねえでいいんだ!」

 こんな品の無い発言を法廷で堂々とやらかすのだから、悪徳判事という以前に人間性を疑われるというものだ。

 もっとも、法廷で暴言を吐く裁判官は昔からよくいたので、これは最近はじまったことではない。ただ、最近の郵便事情を悪用しているというのが特徴である。


 こういうことも含めて色々である。

 それは何かというと、日本の社会が壊れてきたことである。

 
 
 
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